政府は、国民一人ひとりに12桁の番号を割り振る共通番号(マイナンバー)制度で、スマートフォンを活用できるようにする方針を固めた。 2016年1月から交付が始まる予定の個人番号カードを、スマホにかざして情報を読み取れるようにする。カードがなくても、専用のホームページにスマホだけで接続できるようになる。 将来的にはカードの機能をスマホに載せ、印鑑登録証明書の発行などの行政手続きを行えるようにする。 持ち歩くことが多いスマホを通じて、マイナンバー制度を利用してもらう狙いがある。早ければ17年1月から運用を始めたい考えだ。 同制度では、自分の番号がいつ、何の目的で利用されたか確認できるインターネットの専用ページ「マイ・ポータル」が開設される。カードの情報を読み取ったスマホからページに接続し、暗証番号を入力すればページを利用できるようになる。 ただ、マイナンバー制度にかかわる基幹システムは