最近の一連の出来事によって、イスラム教に悪いイメージを持つようになった人、がもしいるとするならば、それは最近の出来事がキッカケというよりかは、日本人の中にぼんやり存在していた宗教に対する悪いイメージ、がひとつの要因なんじゃないのか。日本人は、元々宗教というものに、得体のしれない怖いものという印象(「宗教みたいだ」が罵倒語として成立している国って他にあるんだろうか)を持っている。でなきゃ、日本にも宗教がある、というような記事が叩かれたりはしないだろう(日本に宗教があるとして、それの一体何が悪いんだ?)。そん中でISIS/ISILが色々なとんでもないことをやらかしていく、すると「やっぱり宗教って怖いのか」と思っちゃう奴も出てくるのではないか。つまり、意識的にしろ無意識的にしろ、「自分の偏見を強化するために情報を利用」したわけである。