学校図書館の本が足りないため、町の図書館から本を借り出す学校司書。図書館の充実は全国各地の課題だ 図書館の貧相な実情に、読者から批判や提言が相次いだ。 三重県四日市市の学校図書館に司書を派遣している企業を紹介した記事(9月21日付)には、特に多くの投書が寄せられた。 兵庫県の女性(55)は「学校図書館には、学校のあらゆる教育を支える重要な役割がある。週に1回で、それができるとは思えません」と手厳しい。 愛媛県の女性も「司書がいるといっても、週1回の派遣でどれだけの効果が出せるのでしょうか」と疑問を投げかける。本来は「官が責任もって司書を配置すべきでしょう」とはもっともな主張だ。 一方、公共図書館に司書として外部から派遣されている横浜市の女性からは「外部委託のメリットはやはりサービス向上。開館時間の延長、祝日も開館するなど、使いやすくなったのでは」という投書を頂いた。 図書購入費が少ない、専