紹介 阪急・京阪・近鉄(大鉄・大軌)・南海・阪神、昭和初期の不況の最中に、大阪を中心とした 電鉄各社が始めた百貨店事業に焦点をあて、戦前のターミナル・デパートの創立事情とその経 営動向や特徴を検討。第7章では戦前の地下鉄とデパートの関係にも言及し、第8章では各百貨 店の女子店員イメージなども紹介。 初の本格的な戦前の私鉄系ターミナル・デパートの研究書。 ◉2015年度鉄道史学会住田奨励賞受賞◉ 目次 はじめに 第Ⅰ部 ターミナル・デパートの誕生 第1章 阪急マーケット-鉄道会社がつくった小売店 第1節 石山生「寶塚見学」を読む-戦前宝塚新温泉の経営 1 宝塚の食堂/2 宝塚少女歌劇石鹸/3 宝塚新温泉の経営動向/4 日用品廉売所の原点 <資料>「寶塚少女歌劇石鹸」を安く賣る理由 第2節 戦前の三越マーケット 1 木綿デーからマーケットへ/2 震災後のマーケット族生/3 昭和初期の三越マーケ