日本ペンクラブ電子文藝館委員会で国会図書館に行ってきた。電子文藝館では国会図書館のPORTAに参加することを検討していて、その説明を受けがてら電子資料室を見学させていただき、電子図書館の現状についてお話をうかがったのだ。 今日は休館日にあたっていたが、ロビーに人がいないのは妙な感じである。検索用のパソコンにすべて電源がはいっていて、映画の一場面にはいりこんだような妙な感じだった。 DVDやCD-ROMの付属する書籍はすべて電子資料室で閲覧するが、ビューアーをインストールする必要のあるディスクではそのつど係員がパソコンにインストールするそうである。30分くらいかかることがけっこうあって、時にはインストールできないこともあるそうだ。日経新聞のデータベースも毎回ビューアーをインストールしなければならない。サーバーに保存できないのか聞いたところ、毎回CD-ROMを読みこませる形なら納本書籍として無
「本は時を超えて生き、街を超えて駆け、輝く」−それが出来るのは、本に活躍できる「知的な自由の海」があることだ。知的な自由を狭めようとするならば,力をあわせて知る自由の場を確保し、育て、拡げよう。そして、ひとりひとりが知る自由の海をはばたき、その楽しみをたっぷりと経験しながら、「自分で考え、判断し、自分の責任で行動する社会(自己決定社会)」をつくりあげよう。 * この報告書のタイトルとして『本は時を超えて生き、街を超えて駆ける−多摩発・共同保存図書館基本構想−』というプロジェクト案もありました。しかし、できるだけわかりやすいタイトルにしたいということで現タイトルに決めました。上記の文章は、多摩地域の図書館をむすび育てる会会長である黒子恒夫氏が、案のタイトルに寄せて書いたもので、私たちも、この理念を生かし、育っていきたいという思いから引用いたしました。 はじめに 多摩地域の公立図書館は、
米アップルの新型情報端末「iPad」を発表するスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)=1月27日、米サンフランシスコ(AP) 「黒船襲来のようなものですよ」 日本文芸家協会副理事長で作家の三田誠広さんはこう表現しながら、米インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」や米アップルの新型端末「iPad(アイパッド)」の日本上陸を見つめる。2月1日、国内の主要な出版社でつくる「一般社団法人日本電子書籍出版社協会」が発足した。設立総会は3月の予定で、30社近い参加が見込まれている。新団体の広報担当で講談社の吉沢新一デジタルメディア推進部長は「電子書籍市場の育成や対応のため、共通窓口を作る必要があった」と説明する。書籍のデジタルデータや日本語特有のルビ、外字表記などの規格作りも検討していくという。 × × × 背景には、急速に広がる
米グーグルが手を付けていない分野を開拓し日本の競争力を強化する---。そんな目的で2007年4月に始まった経済産業省の情報大航海プロジェクトが2010年3月末に活動を終える。これに合わせて,3月8日に「平成21年度 情報大航海プロジェクトシンポジウム ~情報爆発時代のイノベーション創出に向けた3ヵ年の取組と成果について~」を開催する。これに先立ち,戦略委員会議長として同プロジェクトを率いる東京大学生産技術研究所の喜連川優教授に話を聞いた。 端的に言えば,グーグルが手を出していない分野を研究することだ。情報大航海プロジェクトを構想した2006年にグーグルが成功していて,現在もビジネスの中心になっているのは,文字世界の検索だ。文字情報は日々増えていっているが,爆発的に増えるわけではない。この分野は技術的にもブレーク・スルーがあまりない。グーグルが出しているサービスを見れば分かるが,文字検索のバ
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