2010年02月22日05:30 カテゴリ書評/画評/品評Money まずは日銀よりはじめよ - 書評 - 日本経済復活 一番かんたんな方法 光文社新書編集部より献本御礼。 日本経済復活 一番かんたんな方法 勝間和代 / 宮崎哲弥 / 飯田泰之 書名は「釣り」だが「嘘」でも「誇大広告」でもない。安心して、いや信頼してつられて欲しい 「インフレターゲットのすすめ」本は少なくないが、やっとおすすめできる一冊が出来たようだ。 理由は三つある。 本書「日本経済復活 一番かんたんな方法」は、前述のとおり「インフレターゲットのすすめ」。同様の主張は数多の本も経済学者たちのblogもしているが、本書を薦める三つの理由を述べる前に、まず「なぜそれが一番かんたんな方法」なのかを述べておくことにする。 目次 はじめに 第1章「失い続ける日本」の課題--閉塞感を打破するために 【コラム】GDPって何? 第2章
ソフトウェア開発会社のイースト(下川和男社長)は、2月23日、有斐閣(江草貞治社長)の委託を受け、「六法全書電子復刻版」と法令・判例検索システム「Vpass」を、マイクロソフトのクラウド環境「Windows Azure」上に移行すると発表した。今年前半に実運用でサービス提供を開始する予定だ。 「六法全書復刻版」は、昭和32年から平成20年版まで52年分を収録。すべてをPDF化し、書籍そのままを参照できるようにした。全法令の通し検索に加え、「法令名索引検索」「年版総目次検索」「条数特定検索」など、多彩な検索方法を用意する。 「Vpass」は、2004年4月に開始した法科大学院向けの重要判例検索サービス。「判例百選・重要判例解説」「判例六法Professional」「法学教室」「法律学小辞典」の検索ができ、各社判例データベースと接続することで、判例全文の閲覧もできる。
昨日、第1回文化とコンピューティング国際会議の一セッション「日本における人文科学とコンピュータ研究の現状と課題―日本と国際動向の関係を探る―」に参加した。気まぐれでTwitter実況してみたので、リンクを貼っておく。 師茂樹 MORO Shigeki(@moroshigeki)/2010年02月23日 - Twilog 実況ハッシュタグ(こちらはそのうち見えなくなるでしょう) 下田正弘先生がハイデガーを参照しつつ、人文学におけるコンピュータ利用の問題は哲学における技術や道具の問題に接続できると述べたのは印象的であった。私はTwitterでもつぶやいたし、(司会の永崎さんにTwitter上でふられた―これは心臓に悪かったw)コメントでも述べたが、コンピュータ時代を念頭に置いた技術・道具の哲学的議論としては、ベルナール・スティグレールも参照した方がいいかな、と思う。コメント中で述べたスティグレ
2010-02-24 當山日出夫 昨日、一昨日とは、京大で、「文化とコンピューティング」。これは、これで、追って感想など書こうと思う。その前に、その前(先週)の国会図書館のシンポジウムの件。 ディジタル情報資源の長期保存とディジタルアーカイブの長期利用に関する国際シンポジウム このシンポジウムの発表を聴いていて、興味深いと思ったこと、一つ書いておきたい。それは、最後の発表にあった、 講演「電子情報の長期保存計画支援ツール“Plato”による信頼できる計画の作成」 アンドレアス・ラウバー (ウィーン工科大学教授) で、語られたこと。それは、ある制度やシステムを設計するとき、「いつ止めるか」を組み込んでおかなければならない、という論点の指摘。 たとえば、あるデジタル保存の技術がある、(PDFであるとか、JPEGであるとか)、これを採用するには、まず何かの判断基準による。そして、その時に考えなけ
国会図書館がデジタルアーカイブ・ラウンドテーブルを開催するということで、その準備会に入江が参加してきました。これは、DAFの活動が評価されたということのようです。 この準備会の趣旨は以下のようなものでした。 「ラウンドテーブルは、日本国内の博物館(美術館を含む。以下同様)、図書館、文書館が、組織・機関の種別を超え、デジタル化の進展に係る共通の課題に ついて、その解決に向けた協議・検討を行い、もって日本におけるデジタルアーカイブの発展と、そのデジタル資源の利活用による知的・文化的活動の活性化に 資することを目的とする。」 国会図書館が、図書だけではなく、こういう仕事をしていくことはとても意義があると思います。その上で、私のMLAについての考え方を書きます。 MLAの基本は、それぞれ異なっていることを認めた上で、互いを尊重する相互理解が重要だということが、この3年の活動でわかってきまし
日本経済新聞社は24日、本格的な有料ニュースサイト「日本経済新聞 電子版」を3月23日から始めると発表した。料金を支払うと、発行している朝夕刊の全ページをパソコンや携帯電話で見られるほか、ニュース速報を受けたり、自分好みの記事を自動的に集めるサービスなどを利用したりできる。ネット上に無料の情報があふれて新聞離れが進む中、新たな収益の核にしたいとしている。 記者会見した喜多恒雄社長は「価値がある情報には対価をいただきたい。ネット情報は無料というこれまでの観念とは違う考えで取り組む」と語った。 現行の無料ニュースサイト「日経ネット」は、全記事の3割程度しか載せていなかった。「電子版」は、この内容や機能を充実。一部のニュースはこれまでどおり無料で見られるが、電子版独自のより詳しい解説やコラムを読んだり、朝夕刊の配信、記事の収集・検索サービスなどを受けたりする場合は支払いが必要になる。 料金は2種
2009年1月に正式発表されて以来、発売についてのアナウンスが一切行われてこなかったサンディスクのSSD「SANDISK G3」シリーズがついに発売されることが明らかになりました。 SSDならではの高速転送に加えて、HDDの6倍という高い製品寿命を実現することで買い替えコストを削減することができるほか、10年間の製品保証まで付いているとんでもないSSDですが、北米などでようやく出荷が開始されたそうです。 詳細は以下から。 SANDISK G3 SOLID STATE DRIVE SHIPS TO RETAILERS このリリースによると、サンディスクは北米およびヨーロッパ市場向けに同社の2.5インチSSD「SANDISK G3」シリーズの出荷を開始したそうです。価格は60GBモデルが229.99ドル(約2万750円)で、120GBモデルが399.99ドル(約3万6100円)。 これが「SA
段々とその存在感を増してきたSSD(ソリッド・ステート・ドライブ、ハードディスクのように扱えるフラッシュメモリ)ですが、その速度と寿命についてはまだまだ懐疑的な論調が目立っていましたが、それらの問題を解決する技術が登場するようです。その名は「ExtremeFFS」、サンディスクが開発した新技術です。 それに伴い、SSDの性能を測定する指標として新たに「vRPM」と「LDE」という2つのベンチマーク基準も発表しており、ハードディスクドライブからSSDに買い換える際の目安として、覚えておくと便利そうです。 詳細は以下から。 SANDISK INTRODUCES ExtremeFFS NEW FLASH MANAGEMENT SYSTEM FOR IMPROVING SSD PERFORMANCE AND RELIABILITY SanDisk | Business Products | Emb
電子書籍の概念は曖昧だ――そう前回の「EPUBフォーマットでの電子書籍の出版に取り組みます」で書きましたが、紙の印刷物と比較してみると、その実体が浮かびあがってきます。今回は、紙の印刷物と電子書籍を比較しつつ、電子書籍に取り組む際の留意点を備忘録がてらまとめてみたいと思います。 画像の扱いをどうするか 電子書籍において、扱いが難しいのは図版(画像)だろうと考えています。その理由が、紙の印刷物と比較したときの電子書籍デバイスの「PPIの乏しさ」です。 PPIは「Pixel Per Inch」の略で、文字どおり1インチあたりのピクセル数を意味します。この値が高いほうがきめ細かい、つまり高精細な画面となります。一般的にPC用モニタが72ppi、家庭用プリンタが150〜200ppi。しかし、電子書籍ビューアと目されるiPhoneやKindleは、いずれも150ppi前後。商業印刷物は300〜350
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