林芳正外相が国会日程を理由に主要20カ国・地域(G20)外相会合を欠席したことについて、自民党の世耕弘成参院幹事長は3日の記者会見で「残念ながら、外務省から『どうしても出たい』『会談がセットされている』といった説明や要望は一切なかった」と述べ、外務省による国会への説明不足が要因だとの認識を示した。 外相会合は2日に開催されたが、新年度予算案の早期成立をめざす与党が、林氏に参院予算委員会への出席を優先するよう求めた。参院でも、予算委で全閣僚が出席することが慣例の「基本的質疑」が行われていた。 ただ、日本がG7の議長国であることから、外交へのマイナス影響を懸念し、この対応を疑問視する声が与野党からあがっている。 世耕氏はこれらを念頭に「これまでも本当に必要だと判断すれば、国会の日程を変更してでも、海外の会合に出ていただいていた」と強調。今回は「通常の海外出張の申し出と同じように紙が回ってきた程