“リアル”が魅力の本格ドライビングシミュレーター いまから26年前の1997年(平成9年)12月23日は、プレイステーション用ソフト『グランツーリスモ』が発売された日。 『グランツーリスモ』はSCE(当時)から発売されたドライビングシミュレーターで、現在でも続く人気シリーズの記念すべき第1作となる。レースゲームは3D技術の発展とともに急成長を遂げてきたジャンルだが、その流れの中でも本作はまさに規格外の存在。界隈で革命を巻き起こした作品と言っても過言ではないだろう。本作登場以降のレースゲームではリアル志向のタイトルが増加するなど、多大な影響をもたらしたのは間違いない。 当時はまだ架空の車種を扱ったゲームが一般的で、実在する車両を収録した作品そのものが少数派だった時代。それゆえに、トヨタや日産、ホンダなど、実在する自動車メーカーのクルマを100車種146グレード以上も収録していたのは途轍もない