米Facebookが、ページに投稿された「ナパーム弾の少女」として知られる歴史的反戦写真を、裸の少女が写っているからという理由で削除し、それに抗議したユーザーを24時間投稿停止にした。この件が大きな反響を呼んだ後、Facebookは写真を復活させた。 削除されたのは、ノルウェーの大手新聞Aftenpostenの記者、トム・エーゲラン氏が8月19日に自身のFacebookページに投稿したもの。反戦運動のきっかけとなった歴史的な7枚の写真を紹介するストーリーに掲載されていた7枚の報道写真の中の1枚(現在投稿は復活したが、ナパーム弾の少女は削除されたまま)だ。 ナパーム弾の少女は、1972年にAP通信のベトナム人の報道写真家、ニック・ウット氏が撮影した。ナパーム弾投下から逃げてくる子どもたちを正面から撮影しており、その中に被弾してやけどを負い、焼けた服を脱ぎ捨てて裸で走る少女が写っている(この少