小田急不動産など不動産流通大手6社が10月7日、不動産売却専門のポータルサイトを開設した。不動産売却のネットサービスではネット企業系サイトなどが先行しているが、「実際に不動産を売却する場合、ネット上で全てを完結することは非常に困難」と、実績ときめ細かなサービスで対抗する。 ポータルサイトは「すまいValue」。小田急不動産のほか、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産アーバンネット、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネット──の6社が参加する。6社へ一括で売却提案を依頼できる機能を備えるほか、不動産売却に関連したコンテンツを掲載していく。 6社によると、近年は不動産売却についての相談が増加傾向にあり、特に相続や空き家の売却について相談するケースが増えているという。 不動産売却をめぐっては、ヤフーがソニー不動産と提携し、個人がマンションを売却できるとうたう「おうちダイレクト」を昨年11月