にわかには信じられないが、実は臨死体験をしたと語る人の体験談を聞くと、その内容には多くの共通する部分があるのも事実だ。 アメリカの心理学者であるケネス・リング氏は自著『Life at death』で臨死体験のある102人の男女にインタビューをしている。それによれば、彼らは「光に向かう」「死を自覚している」「暗闇やトンネルに入る」「自身が身体から離脱する感覚がある」「(死んだ知人などの)人物、影を見る」「痛みの消失」など幾つかの核となる共通の体験をしているという。 例えば、前述した「光」について、呼吸困難から生還したアメリカ人女性はこう語っている。 〈私は原っぱにいました。広い何にもない原っぱです。丈の高い、金色の草が生えていて、それがとっても柔らかくて、輝いていました。(中略)気持ちの休まる光でした。草は揺れていました〉 育った国も、臨死状態に至った原因も異なるのに、なぜ人間は死の間際に同
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