① 黄前久美子 一年生の頃からそうでしたが、久美子という人は他者に対して、 「高い共感性」と「冷静な客観視」を同時に併せ持って接する事ができる人です。 昨年も、麗奈や希美などに心から共感すると同時に、 時には冷酷なくらい客観的に彼女たちを見ていました。 この久美子の特性は本作において遺憾なく発揮されており、 奏や美玲の問題を解決できたのも久美子の「共感性」と「客観視」の能力があればこそでした。 彼女たちが最も欲する言葉を理解し、言わねばならない事も同時に言う。 一年生を導く上級生としては理想的な振る舞いが出来ていました。 本作で久美子は諸問題を見事に解決してみせますが、 久美子の活躍は、彼女の能力を正当に評価している理解者の存在が大きいでしょう。 部長の吉川優子。 久美子の能力を作中最も正しく認識している最大の理解者です。 優子は久美子の価値を久美子以上に理解し、適切に彼女を運用して(こき