消えた年金問題や当時の社会保険庁をめぐる相次ぐ不祥事によって、日本の社会保障を根幹部分で支える年金が危機的な状況にあることが明らかになったのは記憶に新しい。 その際に、年金業務が適正に運営されているかどうかを監視する目的で、原口一博総務大臣の下で設置された機関が、年金業務監視委員会だった。 弁護士、社労士、公認会計士など7人の委員から成る年金業務監視委員会は、年金を管轄する厚生労働省ではなく、行政の適正運営を管理監督する権限を持つ総務省の下に設置されたことで、所謂年金族や年金ムラといった年金の利害当事者によらないチェックが可能になり、「運用3号問題」や「時効特例給付問題」など年金運用に関する重要な問題点を監視・指摘し、年金行政を管轄する厚労省や後に社会保険庁が改組された年金機構に対して、改善を求めてきた。 ところが、この総務省年金業務監視委員会が、この3月末をもって解散になるという。元々2
![VIDEO NEWS年金業務監視委員会を廃止して日本の年金は本当に大丈夫なのか »](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c51eeefa841f5397e8248a44f114d565d5a52ec5/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.videonews.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F03%2Fnews_676-1_L-279x156.jpg)