2014年に、ハンバーガーチェーン最大手の日本マクドナルドが苦境にあえいだのは、いまなお記憶に新しい。取引先の中国の食品加工会社による「消費期限切れの鶏肉納品」や「異物混入」などで来店者数は激減。同社は2015年12月期に過去最大の赤字に陥った。 この記事の写真を見る だがその後、「ポケモンGO」とのコラボレーションイベント、「グランドビッグマック」などの新キャンペーン、「名前募集バーガー」などのSNSを駆使したプロモーションなどのマーケティング戦略が次々と大ヒットし、マックは鮮やかにV字回復した。この立役者が足立光氏だ。同氏に劇的な復活劇を主導した「苦境を乗り越える」仕事術について話を聞いた。 ■「業績の悪い会社」にあえて行くべき理由 当時、アパレル大手のワールドで執行役員国際本部長として海外事業の黒字化というミッションを達成しつつあった足立氏は、業績悪化に陥った日本マクドナルドに“あえ
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