大日本住友製薬株式会社は、この度、高血圧症に潜む「隠れ腎障害」の実態を把握するため、腎障害の早期診断の指標となるアルブミン尿について、高血圧患者約9,000人を対象とした国内初の全国横断的な大規模調査を実施した。 その結果、高血圧患者の約4割で、尿中アルブミンが異常域を呈していることが明らかとなった。 尿中アルブミン測定は、慢性腎臓病および心血管疾患発症の予知因子として有用であることは多くの疫学研究で証明されているが、これまで、日本の高血圧患者における尿中アルブミンの実態は不明な点が多くあった。今回の調査結果により、日本人高血圧患者のアルブミン尿の実態が明らかとなり、同時に要因解析を行うことでアルブミン尿を呈するリスクの高い患者背景も明らかになった。 ■調査結果の要旨: ・高血圧患者(国内推定患者数約4,000万人)の約4割に尿中アルブミン異常域の可能性 ・尿タンパク定性検査で陰性でも、約