■■第1章:報復兵器「Vシリーズ」〈1〉 ●第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの科学技術力は圧倒的だった。 当時、軍需大臣に昇進していたアルベルト・シュペーアは次のように書いている。 「1944年の段階では、ジェット戦闘機Me262だけが奇跡の兵器ではなかった。リモコンで飛ぶ爆弾、ジェット機よりも速いロケット戦闘機、熱線により敵機に命中するロケット弾、ジグザグコースで逃げていく船の音を探知し追跡・命中させる魚雷を我々は持っていた。地対空ロケットの開発も終わっていた。リピッシュ博士は、無尾翼の原理によって設計された戦闘機を開発していた。それは当時の飛行機製造の標準を遥かに超えたものであった。」 アルベルト・シュペーア 建築家出身で、建築好きのヒトラーに 気に入られ、1942年2月に軍需大臣に任命された。 合理的管理組織改革によって生産性を大幅に向上させ、 敗戦の前年の1944年には空襲下にも関
■■第1章:ナチス・ドイツの革新的な航空機開発計画 ●「都市伝説」の1つとしてよく話題になるナチス・ドイツのUFO開発の話は、どこまでが本当なのだろうか? 全てがウソなのだろうか? それとも少しは真実を含んでいるのだろうか? 真相は謎に包まれているが、第二次大戦中、ナチス・ドイツでは変わった形の航空機が多数開発されており、単に翼の形が円盤の形をしている航空機や、尾翼のない無尾翼機ならば、公式に存在していたことが確認されている。 ●例えば、ナチス・ドイツではザック「AS-6」と呼ばれる円形翼のプロペラ機(レシプロエンジン機)が試作されていた。 ↑第二次世界大戦末期の1944年、ドイツ占領下のプラハで試作された円形翼機「AS-6」 その特異な形状から「空飛ぶビール・コースター」と呼ばれていたという。しかし 飛行テストに一度も成功しないまま、連合軍の空襲で破壊されてしまった。 ●またホルテン「H
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