18歳未満に見えるアニメやマンガのキャラを「非実在青少年」として表現規制の対象とした、東京都の青少年保護育成条例改正案。この二度にわたり否決された改正案の3度目の提出がなされます。ですが新たな改正案の内容は、大きな波紋を呼んだ「非実在青少年」以上に表現の自由をおびやかす内容となっているのです。一見してわかりづらい青少年保護育成条例改正案、その問題点を永山薫さんにレポートしていただきます。 表現規制につながるとして、継続審議、修正案否決と「二度死んだ」東京都青少年保護育成条例改正案の再修正案が11月30日に開会する都議会に提出されることになった。22日に都が公開した新しい修正案は原本コピーのファックス版、テキスト版、現行条例の比較版などがネットで参照可能なので、まずはじっくりと目を通していただきたい。というのも、東京都の説明を無批判に「伝達」するだけのマスコミ報道と、実際の改正案条文から読み