2022年10月に起きた那覇市立図書館でランサムウエアによる攻撃を受けて、貸し出しや検索ができないなどのシステム障害が発生している。琉球新報による最新の報道によると、この攻撃を受けた原因としてネットワークを保護するためのファイアウォールとVPN装置がランサムウエアの感染経路になった可能性が高いという(琉球新報、沖縄タイムス)。 いずれも2019年に運用を開始して以来、アップデートなどがおこなわれておらず、脆弱性が残ったままだったとしている。同館の館長によれば、「セキュリティー機器などの契約に、更新に関する取り決めがなく、リース会社と運用会社、図書館の間で責任が曖昧になっていた」としている。