ハードディスクの動作を確認するプログラムとしては、Windows OSに標準装備のチェックディスクやスキャンディスクがまず思い浮かぶ。すでにWindows OSが稼働中のPCがあるなら、そこにテスト対象のハードディスクを接続してチェックを実行すればよいが、こうしたPCがない場合はWindows OSのインストールから行わなければならず面倒だ。 そこで本稿では、ハードディスク・ベンダが提供しているハードディスクの動作テストを行うツールを利用する方法を紹介する。ここではIBMが提供している「Drive Fitness Test(以下DFT)」というツールを中心に紹介するが、MaxtorやSeagate Technologyなどほかのベンダからも、同様のテスト用ツールが提供されている。基本的に、テスト対象のハードディスクの製造元ベンダが提供しているツールを利用する*1。 *1 IBMのDFTは、