◇Jパワー技術を中、印、米に適用すればCO2は13億トン減 先日、BS-TBSの「榊原、嶌のグローバルナビ」に出演してもらったJパワー(電源開発)の北村雅良社長の話は正直、驚きだった。Jパワーはつい最近、首都圏の密集地域である横浜市の磯子地区に120万キロワットを発電する都市型発電のモデルとされる磯子石炭火力発電所を稼働させた。石炭火力発電と聞くと「二酸化炭素(CO2)などの排ガスが多い」と推測しがちだったが、発電効率(燃やしたエネルギーから電気になる割合)が43%と世界最高(石油火力は約40%)、横浜市(人口350万人)の電力の4割をまかない大気汚染のもととなる排ガス(二酸化流黄、窒素酸化物など)は95%除去(ばいじんは99%)とこれも世界最高レベルなのだ。発電効率がよければ使用する石炭量も少なくなり排ガス、CO2も少なくなる。この磯子火力発電方式を現在稼働中の中国、インド、アメリカの3