Steve Jobs氏が6月末まで療養専念すると発表してから、同氏不在のAppleの先行きが議論の的になっている。今のようにAppleが革新的な製品でユーザーの期待に応え続けられるかは、今後の動向を見守っていくしかない。ただ04年にJobs氏ががん手術を受けたあとから、Appleはキーノートにおいて少しずつ重要な製品の説明に担当エグゼクティブを登場させるようになっていた。Scott Forstall氏がSDKを説明したiPhoneや、Jonathan Ive氏がユニボディを説明した今日のノートブック製品などは、Appleの新たなDNAから生まれた製品という印象が強い。 とりあえず不安があるとすれば、あのキーノートから製品が送り出されないという点だろう。特に米国においては、ユーザーのApple製品のエクスペリエンスにキーノートでのマジックが含まれていると言っても過言ではない。その魔法をかける