「1年たって、手書きから自動描画へ」で触れたように、Catyに視覚化機能を入れる作業をチョボチョボとやっています。 Catyの計算モデルはもともとが絵算(pictorial/graphical/diagrammatic calculation)なので、視覚化とはいえ、本来の構造を目に見えるようにすればいいだけです(描画のコツは色々必要ですが)。 Catyは、大域脱出や副作用のような不純な計算もサポートしているので、不純計算の視覚化(図示、描画)をどうしようか? という問題があります。結論を言えば、ほとんど省略して描かない方針です。あまり精密に視覚化すると、グラフのノードや辺の数が膨大になってかえってワケわかんなくなる恐れがあるからです。 とはいえ、特定の種類の不純計算を局所的に描くのは有効かもしれません。ここでは、例外を含む計算の描画法と、それに対応する圏論的なモデルを紹介します。計算モデ
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