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よしながふみに関するotokinokiのブックマーク (10)

  • 萩尾望都もマニアへの対応には苦慮していた、という話。「まんがABC」(1974年)、「わたしのまんが論」(1976年)より。 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

    マニアさま―― わたしはまったくもって人間であります ほんとです こういったまんが好きのマニアの一派に、いわば変格マニアとでもいうべき少数派がいて、これを私はド・マニアといっている。 その考察は独断と偏見に満ち、その自己顕示欲はボウリングのボールのごとく、ピンをすっとばして、疾走し、その鼻は芸術性と文学性に満ちて天をあおぎ、一般大衆を見くだすその目はカマキリのごとき。 萩尾望都といえば、1970年代を通じて最も「マニアうけ」した少女漫画家であったと言っても過言ではないかと思います。 やっぱりというか、残念ながらというか、そういう人には(ごく少数だった、とは思いたいけど)困った方もいらっしゃったようで、萩尾望都も少々、いや、かなり苦労していたみたいなんですね。 「まんがABC」より「M・マニア」 別冊少女コミック1974年6月号に掲載された読切「まんがABC」(現在の所単行未収録)より。*

    萩尾望都もマニアへの対応には苦慮していた、という話。「まんがABC」(1974年)、「わたしのまんが論」(1976年)より。 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
    otokinoki
    otokinoki 2009/04/30
    ファンに悩まされる漫画家。萩尾だけに色々と深い
  • よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」 終りのない文章

    よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」 終りのない文章 新書館ウィングス・コミックス全4巻 仲間とのクリスマス会を終えた帰路、電車内で相沢は三国に語った。 「夏休みが明ける頃にはクラスの雰囲気になじんできて教室の中で息するのが楽になってきて やっと学校が楽しいなあって思えてくるのが今頃なんだ…」 春になればクラス替えで別れてしまうかもしれない級友たち。だが彼女は、親友の山根と別のクラスになっても転校せずにこの学校にとどまってくれたことにただ感激してしまう。もちろん山根への心配り(父が単身赴任して寂しいかもしれない)も今度は忘れない。過去の失敗(甲子園古墳事件や花園姉ひきこもり発覚事件)を思い起こせば、彼女はこの一年で確かに成長したといえるだろう。 花園、三国、真島とマン研の3人を中心に高校一年生の学園生活を群像劇スタイルで描いた、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」は、各

  • 「フラワー・オブ・ライフ」の小さな物語 - end-of-scan

    2007-05-31 - さて次の企画は 上のエントリーに対し、「フラワー・オブ・ライフ」(以下FoL)は「ゼロ年代の想像力」と関係がない、という多くのブクマコメントがついているけど、FoLは確かにセカイ系な表現で不安を乗り越える他の作品への一つのアンチテーゼになっていると思う。とはいえ、多様性に注目するだけでは、よくわからない。それだったら「うる星」も「スクラン」もアンチエヴァってことになる。FoLの演出技法とどこを目指していたかが、ようやく自分なりにリバースエンジニアリングできてきた。以下、4巻のネタばれなので改行。 4巻での春太郎の病気が完治していないことが明らかになった後の、『彼は若い盛りに死んだ』という文を見つけるシーン、「俺は普通がいい」と吐露するシーンは確かにこの話の大きな転換ではある。でも「メメント・モリ」を語るだけなら、普通もっと違う構成にする。学園生活の描写は読んでいて

    「フラワー・オブ・ライフ」の小さな物語 - end-of-scan
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
  • 今すぐチェキ!『ゼロ年代の想像力〜「失われた10年」の向こう側』が死ぬほどオモシロイ! - 吉田アミの日日ノ日キ

    SFマガジン7月号掲載。宇野常寛氏のテキストがまさに私が今、求めている「現在を直死の魔眼」なのでまなびスト(まなびストレート!ファンの俗称。今、作った。私が)のみなさんや批評に辟易してるみなさんは読みなさい!断言する。オモシロイ!そして、ものすごい勇気をもらった&鳥肌たった。いくらも引用してやろうかと気の迷いがおきるが、してやらない。現在を直視する勇気のあるものだけ、手に取るといい。きみの求めていた言葉がそこにある。 追記>コーフンしすぎて紹介し忘れてしまいましたが、これがヤバそーと気がついたエントリーは http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20070531/1180589181 です。なんつうか自分なかであいまいとしていながらも確信していた何かが一の線でつながったような錯覚かもしれない感じに陥りました。みんな私のオトナアニメのまなびについて書いたのも読んでY

    今すぐチェキ!『ゼロ年代の想像力〜「失われた10年」の向こう側』が死ぬほどオモシロイ! - 吉田アミの日日ノ日キ
    otokinoki
    otokinoki 2007/05/31
    そろそろ「まなび」を見なきゃマズイ気はしてます/う~む、umetenさんが一番、「酸っぱい葡萄」反応をするとは思わなかった
  • TINAMIX

    筆者が中学生の頃ですから、まだJRが国鉄と言われていた頃、JUNEとALLANという雑誌がこの世にはありました。いえJUNEの方はまだあるみたいですが。この二つの雑誌は、主にホモセクシュアルの出てくる小説やマンガを掲載していました。といっても読者層はその筋の方ではなく、萩尾望都や竹宮惠子の美少年が出てくる少女マンガを愛読している少女たちです。といえばその雰囲気はおわかりいただけるかと思いますが、そう、このふたつの雑誌が今日のやおい文化の発端だったわけです。 ■ やおいとは何ですか? ここでやおいをご存じない諸兄の為に説明いたしますと、やおいとはやまなし、おちなし、いみなしの略がその語源と言われ、既存のマンガ・アニメ作品のパロディーを同人誌で発表して楽しむコミケ文化のなかで発展した、妄想の限界に挑戦してキャラクターたちを勝手にホモに見立てる、いくらパロディーでもそりゃムチャだー!な男同士の禁

  • NO COMIC NO LIFE - 第46回 : よしながふみ先生インタビュー

  • シロツメクサの花かんむり よしながふみ「愛すべき娘たち」第4話 - 自然な渋滞

    「NANA」はまだ読んでいません。あんな十何巻も出てるの急には無理。というわけで今回は私が一番好きな漫画です。 愛すべき娘たち (Jets comics) 作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2003/12/19メディア: コミック購入: 32人 クリック: 220回この商品を含むブログ (321件) を見る オムニバス形式の話なのですが、ある母とその娘を軸にしながらも、さまざまな女性の人間関係、心の動きを描いた傑作。平成16年度文化庁メディア芸術祭、審査委員会推薦作品にも選ばれてます。(のだめもNANAも選ばれてるけどさ)なかでも私が好きなのは、今を生きる女性たちをリアルに描いた第4話です。いや、ほんとにいいよ! 第4話は、「愛すべき娘達」の主人公如月雪子が中学時代に将来の仕事結婚について話し合った、牧村と佐伯のふたりの女性の生きざまを追う形で進められています。 佐

    シロツメクサの花かんむり よしながふみ「愛すべき娘たち」第4話 - 自然な渋滞
  • 不自由であることより、自由であることの枷を/よしながふみとやおい論2 - 自然な渋滞

    はじめに 前回私は、やおいに描かれる「究極の愛」は往々にして依存的・非対等的であると指摘し、その一方で、自立的あるいは等身大のセルフイメージを投影できる女性像を描いているということも指摘しました。今から書くことをちょっとだけでも注意して読んで欲しいのですが、これから書くこと内容によって、おそらく私は結局なくてもいいような混乱を引き起こすかもしれません。というかたぶんそうです…。 ただ、やおいを含めたサブカルチャーを、社会や主体に引きつけて考え発言することは、それ以上に余計な問題を惹起してしまうだけなのでしょうか。だからそんなことは置いておいて、表現論やメディア論に特化して論じるべき?いや、そうじゃない。私はそうは思いません。余計な問題を引き起こすのならなおさら、漫画論をお互いの思想を押しつけあう場所として捉えるのではなく、それを包括した、新たなステップに立つために、作者や読者、そして社会の

    不自由であることより、自由であることの枷を/よしながふみとやおい論2 - 自然な渋滞
  • 愛の非対称、対等を志向するヘテロ/よしながふみとやおい論1 - 自然な渋滞

    はじめに 私は去年一昨年ごろからよしながふみ先生をリスペクトし始め、東によしながさんがいるとあらば買い、西によしながさんがいるとあらば集めを繰り返してよしなが作品をBLを含め(ってこの人殆どそうだけど)ほぼ集め、とうとう同人誌にまで手を出してしまいました。主にヤフオクで。始まった、私の乙女ロード〜第1章〜 全13章のうち第1章までしか知らないので、相当無謀なことだと思っていますが、これからよしながふみ作品と、やおい・ボーイズラブについてかなりつっ込んだことを書きたいと思っています。現在プロとして活躍している作家の同人誌を引き合いに出して論じるというのは、ある意味反則ごとかもしれません。特に同人時代からのファンの方は、いいからほっといてよと、私の論に関してネガティヴな意見を持つかもしれません。それでも私はいちよしながファンとして彼女の作品がより深く読まれることを期待して、ホントは外からの反発

    愛の非対称、対等を志向するヘテロ/よしながふみとやおい論1 - 自然な渋滞
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