記者のつぶやき イチゼロ年代のIT業界を“あずまん”は救うか? 先の見えない不安とともに2009年の幕が開いてから、はや1カ月。筆者が主にかかわっている企業向けIT(エンタープライズ)の分野にも、暗い空気がそこかしこに漂っている。 その一方で、2000年代すなわち「ゼロ年代」が終わりを告げようしている。2010年代すなわち「イチゼロ年代」はすぐそこまで迫っている。 イチゼロ年代に入っても、エンタープライズ分野では「業績不振」「下方修正」「投資抑制」といったネガティブなキーワードが並ぶのだろうか。状況はさらに悪化しているかもしれない。でも、せっかく新たな10年を迎えるのに、それだと辛いし、ワクワクしない。業界としての未来はますます危うくなってしまう。 となると、この状況を変える何かが必要ということになる。どうすればいいのだろう? 「とにかく景気が戻らないと」「結局は米国次第」「今こそ顧客が真