今年度の国立国会図書館の障害者対象職員採用試験に、大阪府立中央図書館(東大阪市)の図書館司書で全盲の杉田正幸さん(48、大阪市生野区)が合格した。国会図書館の採用試験で全盲の人の合格は初めて。国会図書館での勤務は早ければ年明けの見通しで、「障害当事者の立場から、国会図書館の役割の一つである、視覚障害者らへのサービスの充実に力を尽くしたい」と意気込んでいる。【平井俊行】 杉田さんは埼玉県出身。生まれつき弱視で、中学生の時に視力を失った。盲学校を卒業後、マッサージ師の仕事に就いたが、もともと読書が好きで、「視覚障害者ら図書館サービスを十分に利用できない人のための仕事がしたい」と考え、近畿大の通信教育で図書館司書資格を取った。
![点字毎日:国会図書館初の全盲司書、大阪府立中央図書館の杉田さん採用へ 「サービス充実に尽力したい」 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3df7b229795ccd713044b83f76865c4787066818/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2015%2F12%2F18%2F20151218hrc00m010001000q%2F9.jpg%3F2)