トーマス・エジソンが「個人のための映像視聴装置」であるキネトスコープを発明してから130年余り。NetflixやAmazonがもたらした構造変化、テレビシリーズを質と量ともにリードし続けるHBO、覇権を握るディズニーのディズニープラスへの業態移行。長引く新型コロナウイルスの影響によって「劇場での鑑賞」から「自宅での個人視聴」の動きがさらに加速する中、その誕生以来最大の転換期を迎えた「映画」というアートフォーム。その最前線を、映画ジャーナリスト宇野維正が「新作の映画批評」を通してリアルタイムで詳らかにしていく連載「130年目の映画革命」。第4回はMCU映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く、シリーズ3作目『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。同作には過去のサム・ライミ監督『スパイダーマン』シリーズとマーク・ウェブ監督『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのヴィラン5人と、
![『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は映画なのか? - 集英社新書プラス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a1e1dcc02dabbe741163fce446ca42025318fa2f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fshinsho-plus.shueisha.co.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F02%2F37010e1fc4c837c86af213e988922402-300x282.jpg)