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玄鉄絢『少女セクト』(コアマガジン) 完璧だ。これが百合である。 もしあなたがまだこれを読んでいないとしたら、きっとあなたは死につつあるのだろう。これはたとえ話ではない。実際に、人はそのように病み老いて死んでゆく。 完璧であるがゆえに、今日の百合のかかえる問題をも、反映せずにはいられない。 まず、BLやエロまんが、つまり勃起・射精ベースの起承転結とのミスマッチング。勃起・射精ベースの起承転結では、勃起・射精という目標と、それへのアプローチが峻別され、その分離によって話の流れが生じる。しかし百合では、勃起・射精という目標は設定できない。その代替物を設定することにも疑問がある。となると、話の流れ自体が、BLやエロまんがとはまったく違ったものにならざるをえない。しかし、どんなものに?――今日まだその答は出ていない。 絡みにおける構図や仕草の問題。男女の構図はそれこそ文明と同じ長さの歴史を持つが、
創作作品について、「ドロドロしてるのはレズ、そうじゃないのは百合」みたいな分類をしたがる異性愛者って、レズビアンの友人・知人が一人でもいるんでしょうか。いないんだとしたら、知りもしないくせになんで「ドロドロしてるのはレズ」なんて言い切れるんでしょう。個人の勝手な妄想だけでヘンなイメージを垂れ流されて、この世に実在する本物のレズビアンが悲しんだり腹を立てたりしないとでも思ってるんでしょうかね。 あたしはレズビアンで、つまり「レズ」とカテゴライズされるたぐいの人間であるわけですが、今日は朝7時に起きて猫に餌をやり、それからスクランブルエッグをのせたトーストと牛乳とコーヒーで朝食をとりました。その後、仕事に行く同居人を送り出し、皿を洗い、2杯目のコーヒーを飲みながら新聞を読み、宅急便を受け取り、今こうして日記を書いています。これから掃除と洗濯をし、何本かメールを書き、午後には家を出て勤務先の塾に
1 「女性が一流の芸人になれるのか?」という問いがある。関西に住んでいると、吉本興業という会社はとても身近だ。朝から晩まで、テレビでは吉本の芸人が出ている。子どものころから、友達のお兄ちゃんやクラブの先輩が「吉本のお笑い専門学校に行った」「ライブで漫才をしているらしい」という話を、耳にする。大人になれば、芸人との合コンがあると聞く。「将来は、吉本いけるんとちゃうか?」と言うのは、クラスの人気者への褒め言葉だった。 そんな中で、「女は最後の最後まで、裸になれないから、一流の芸人にはなれない」という言葉も聞く。それは、物理的におまんこをさらせないことだけを指していたのではないだろう。いずれ、恋をし、子どもを産んでいく女性は、どこかで「恥じらい」や「常識」を身につけていかなくてはならない。結局、生涯を破天荒に歩める豪胆な男には勝てない。そんな響きも持っていた。 ネット上で、懐かしいような文章を書
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