![何が違うの?クッキングペーパーとその仲間達](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/15bb5ce855f2db879be34f679211e0e9917c361a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog-imgs-66.fc2.com%2Fp%2Fi%2Fz%2Fpizzatoolbox%2Fpizza_toolbox_11.jpg)
柱影映りもぞする油団かな 虚子 油団と書いて「ゆとん」と読む。油団のことが気になり出したのは、この高濱虚子の俳句を目にしてからだ。夏の季語として使われる油団は、柱影が映り込むほどにつるつるした表面をもつ和紙製品である。どうしても実物が見たくなって探した。さて、どこで作られているものやら。 その前に、まず油団について調べてみた。『広辞苑』では、“紙を厚く貼り合わせて油または漆をひいたもの。夏の敷物に用いる”と極めてあっさり。和紙のことなら何でも載っている『和紙文化辞典』(わがみ堂出版)では、“数枚の紙を張り合わせて油や漆を塗り、絵を描いたものもある。夏の敷物に用いた。パークス*の『日本紙調査報告』は大和を油団の名産地とし、『貿易備考』は、奈良県吉野町野々口のほか、福井県福井市と遠敷郡、愛知県知多郡、新潟県北蒲原郡、埼玉県熊谷、東京府下などを産地と記している”とある。どうやら昔は日本各地で作
油団(ゆとん[1]、ゆたん[2])は、日本の伝統工芸品の一つで、敷物として使われる。 幾重にも貼り重ねた和紙の表面に荏胡麻油を、裏面に柿渋[3]を塗って作られる(漆が用いられることもある[2])。 暑さをしのぐため、夏場に畳の上に敷く(俳句の夏の季語にもなっている)[4]。100年以上使い続けることができる場合もある[3]。手や裸足で触れると、ひんやりした感じがある。幕末にイギリスの駐日公使を務めたハリー・パークスが興味を抱いて持ち帰った切れ端がヴィクトリア&アルバート博物館に保管されている。 秋になると巻いて、土蔵などに仕舞われる。1枚の油団を仕上げるのに上質な和紙を15~20層分使い、和紙を1枚貼る度に打ち刷毛で叩く。8畳のもので約1万回叩かれ、3~4ミリメートルの薄さになる[5]。 脚注[編集]
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