携帯電話を使った子供の有害情報への接触が問題化するなか、文部科学省は、携帯電話の利用方法について親子間でのルールづくりの指針を今年度中に作成する方針を決めた。「食事中や懇談中、深夜には使わない」などの約束事を例示することで、家庭で使用法を考える契機にしてもらいたいとしている。 文科省では8月内にも有識者による作業部会を設置し、使用時間や時間帯、使用内容、マナーなどの指針の中身や配布方法、配布先を協議する。指針はパンフレットにして年度内に小学6年生の保護者全員に配布することを検討している。 小5、中2と保護者を対象とした日本PTA全国協議会の平成19年度調査によると、小5で19%、中2で43%が携帯電話を所有。携帯電話を持つ中2の51%が深夜までメールをしていた。中2の保護者の65%が携帯使用にルールを設定していると回答する一方、ルールがあると認識している中2生は47%にとどまっていた。 連