宮崎県は26日夜、同県西都市の山中に避難させ、経過観察中のエース級種牛5頭について、25日採取の検体の遺伝子検査が陰性だったと発表した。今後も経過観察を続ける。 口蹄疫(こうていえき)ワクチンは、26日までに対象の牛や豚、約12万5200頭(1020戸)のうち、99%にあたる12万4698頭(996戸)に接種を終えたという。残っている農場からは「補償の内容が明らかではない」などの理由で同意が得られておらず、県は引き続き説得を続けるという。 25日からは、家畜を殺処分された農家から補償請求の受け付けを始めた。26日までに4件の請求があり、うち2件について仮払いをしたという。 県はまた、新たに感染が疑われる牛や豚が都農、川南、高鍋の3町の計9農場で見つかったと発表。うち4農場ではワクチン接種後に症状が確認された。ウイルスの潜伏期間は1週間〜10日ほどとされ、いずれもワクチン接種前に感染し