レイ・ブラッドベリ インタビュー SF小説の巨匠、レイ・ブラッドベリ氏が語る創作秘話。 [06年5月10日] アニメのゆくえ2011⇒新世代アニメ音楽シーンの今―― 音楽評論家/プロデューサー冨田明宏氏インタビュー ゼロ年代を経て2011年からの10年アニメはどう変るのか。その萌芽を探る連続企画! [12年4月24日]
『あしたのジョー』『エースをねらえ!』『宝島』『ガンバの冒険』など数々の名作で知られ、前田真宏さん、新房昭之さんらをはじめ、アニメ業界第一線のクリエイターたちから、今なお熱いリスペクトを捧げられ続ける巨匠・出﨑統さん。その目下最新作、『源氏物語千年紀 Genji』の放送終了&DVDリリースを記念して、作品に込めた思い、デジタル技術との付き合い方、アニメ業界志望者への強烈な“檄”を伺いました。とくとご覧あれ! ■「源氏物語」から『Genji』へ ――『Genji』という作品は画面の美しさが大きな魅力となっていますが、作品の立ち上げ段階では、どういったビジョンを念頭に映像化されたのでしょう? 『源氏物語』をアニメ化したい、という話をもらったときに、まずプロデューサーに言ったのは「着物の柄どうすんだよ。あれがちゃんとなかったら、やったって意味ないだろ」ということでした。でもこれは断るつもりだった
――漫画家になったきっかけは何ですか? 大学の漫画研究会に入るまではペンも握ったことがなかったんですけれど、やってみたら面白かった感じですね。それで、大学祭の同人誌に載せる作品を「ヤングアニマル」(白泉社)の賞に応募したら10万円くらいもらえたんで、いけるかもと思っちゃったんですよね。それから「少年エース」(角川書店)に持ち込んだのが新人賞に回されて、しばらく林崎文博先生のアシスタントをやって、97年に描いた『たのしい甲子園』の読切が好評で、そのまま連載になりました。 ――当時の制作環境はアナログですか? 『たのしい甲子園』は基本アナログですね。建物のパースとか、手で描くと面倒な部分を少しデジタルで。99年に出た2巻で初めて表紙をデジタルで描いたんですけれど、面倒で。わざわざフィルムに印刷して入稿したんですよ。『警死庁24時』(角川書店)からはトーン貼りもフルデジタルですが、レーザープリン
ヒット作の制作現場で次代を担うスタッフを指導している谷口悟朗監督。ベテランとして、アミューズメントメディア総合学院講師として、後進の教育にあたるヤマサキオサム監督。 最終回となる第三回では、みずからの歩んできた道、これからの人材育成への熱意と方法論を語っていただきました! ⇒対談第二回はこちら ■「天才」を前にして ――コンプレックスとはどういったことだったのでしょうか。 谷口 だってアニメ業界に入ったときも、私は他の方々みたいにアニメがどうしてもやりたくて入ったわけじゃなく、いくつかの選択肢の中から選んで入りましたから、うしろめたいところがあるんですよ。 加えて、絵が描けるわけでもないですし、撮影とかも大して扱えるわけでもない。 グロス会社 TVアニメーションやOVAを一話単位で請け負う、いわゆる“グロス請け”を業務の中心とするアニメーション制作会社のこと。 特殊技能が何もない状態でアニ
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』や『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめとする攻殻機動隊シリーズなど名作を生み出しつづけるプロダクションI.G(以下、I.G)が、日本中の名だたるCGスタジオと協力して、2Dアニメ的な味と3DCGが融合した日本独自のフルCGアニメーションを実現させた大作『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』(以下、『ホッタラケの島』)。 ゼロ号試写の熱冷めやらぬ8/1(土)、アミューズメントメディア総合学院東京校にて、I.Gの代表取締役・石川光久さんと『ホッタラケの島』でテクニカルディレクターを務められた小松泰さんを迎えて特別講義が開催されました。 ■ホッタラケの島への道 ――I.Gには数々の名作がありますが、代表作を挙げるとしたらなんですか。 石川 『ホッタラケの島』ですね。これだけのものは日本初だなっていう感じです。日本人の力って本
『プラネテス』『コードギアス 反逆のルルーシュ』などで知られ、2009年9月放映の『ジャングル大帝』では古典的名作に新たな命を吹きこんだ谷口悟朗監督。最近では『イタズラなKiss』『地球へ…』などを手掛け、業界のベテランとして専門学校講師も勤められるヤマサキオサム監督。 谷口監督がアニメーション業界に入ったばかりのころからのお付きあいだというお二人に、業界での体験談や、若手への期待と人材育成の方法論を語りあっていただきました。 第一回では、お二人がアニメーションの世界に飛び込まれたときの逸話を踏まえた、これから飛び込んでくる人たちへの厳しくも熱いアドバイスをどうぞ! ■二人をつなぐ縁 ――お二人が初めてお会いになられたのはいつごろなんでしょう? ヤマサキ 一番最初に会ったのは21~22年くらい前かな。谷口くんがアニメ業界に入ったその年か、翌年くらいのことだと思う。 谷口 少なくとも、もう2
映像に空気感を――デジタル時代の「撮影監督」とは? さまざまな素材を組み合わせ、モニターに映し出される最終的な画を作り出す仕事――「撮影」。 アニメーション制作にデジタル技術を用いることが一般的になった結果、その作業工程は、無限の選択肢を手に入れ、激変しました。 一部作品を除いて未だ注目されることの少ないその役職の姿を、『蟲師』『地球へ…』に関わり、武梨えり原作/山本寛監督の話題作『かんなぎ』にも参加されている気鋭の若手撮影監督・廣岡岳さんに語っていただきました。アニメを深く観るため、また、これからのアニメ作りを考えるために知っておきたい内容盛りだくさんでお送りします。 ■黎明期のデジタル撮影 ――廣岡さんはアミューズメントメディア総合学院に在学中から撮影の勉強をされていたんですか? 当時のCG映像学科でLightwave3D(プロからアマチュアまで広く使われる3DCG作成ツール)やAft
【ぷらちな】アニメ新表現宣言!新房監督作品の奥にアニメ表現の最先端を見た!『さよなら絶望先生』シャフト《前編》 デジタルが、ただデジタルであるというだけで珍しかった時代は、もはや遠い昔。デジタル制作環境の普及により、アニメーションは、創意工夫の時代へと突入しています。この連載ではそうしたアニメーションmeetsデジタルの最前線で日夜戦うスタッフの皆さんに、お話を伺っていきたいと思います。 第一回にご登場いただくのは、『月詠-moonphase-』や『ぱにぽにだっしゅ!』『ネギま!?』『ひだまりスケッチ』そして最新作『さよなら絶望先生』で話題沸騰中のSHAFT(シャフト)の新房昭之さん、尾石達也さん、大沼心さんです。SHAFT節、とファンに称される映像美の秘密にマホっと迫ります! ■チーム新房、発足! ――まずはみなさんがSHAFTの作品に関わられるようになられた経緯をお聞きしたいで
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