何かしていないと落ち着かない│アスペな兄妹の不安処理ミス 次男(定型:いわゆる普通)が成長してきて、長男や娘の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)としての特性が、対比することで分かりやすくなるこ……
次男(定型:いわゆる普通)が成長してきて、長男や娘の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)としての特性が、対比することで分かりやすくなることが多くなってきています。 今までは上ふたりの事で必死で、幼いころの自分がどうであったか、対比するのは難しい部分もあったのですが、次男のお陰でアプローチすべき点が見えてきたのです。 その中でもハッとしたのは、次男には【何もしていない時間がある】という事でした。 やることが特にない時は、好きなおもちゃを手元に置いて、ボケーッと見ているような見ていないような夢想の時間がある。……そう言えば自分も子供の頃、こういう時間があって、色々とその日にあったことを思い出していたり、ちょっとした想像で遊んでたっけなぁと。 では、上ふたりの場合はどうかというと、テレビが流れていても、ちょっと興が冷めると玩具やマンガなど意識を向けていられる何かを手に取りに行きます。そうして
人の目を気にしすぎて、【人といたいのに、人といると疲れる】という性質のあった長男。自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)としての自閉傾向はかなり軽い彼の、最も大きな峠であったと思います。 現在は小学4年生。彼にとっては人間関係の問題のほとんどが、この性質であったようで、今は逆に問題を見つけるのが難しいくらい伸び伸びと暮らしています。 ほぼ、この性質の特定から解消までが、彼の社会性の問題のまとめとしても、過言ではないかもしれません。 問題になりやすい点 【人といたいのに、人といると疲れる】という性質は、外ではあまり問題になりません。衝突することが少なく、また、離れてしまえばそこまでだからです。しかし、家庭ではそうもいきません。 家族といる限り、【上手くいくか・良く思われるか】と【ダメと言われるか・どう思われているか】など両極な思考にとらわれ、そこにいる相手からの評価を気にし過ぎて、リラック
以前、妻の疲れの原因について、記事にまとめたことがありました。その中の項目で“【疲れ】の定義が曖昧”(アスペルガーの人は疲れやすい?│体調の変化と認知の対策 より)という部分に関して、何度かご質問をいただいたことがありました。 実際の肉体的・精神的な疲れではなく、それ以外の何らかの身体の変化や、モヤモヤに不快感を感じ、それを疲れだと誤認していたケースです。 今現在、娘がちょうど突入し始めた時期なので、そこのジャッジに携わる自分のリハビリ目的に。妻とのやりとりで起こったことや、娘に考えられるポイントとタイミングを、出来るだけ具体的に思い返してまとめてみたいと思います。 妻の疲れの誤認のパターン 例えば妻の場合、最も疲れと取り違えられやすく、気分の低下や落ち込みを作っていたのは【気が抜けた】という感覚でした。 何かの作業が終わったり、帰宅してソファに座った瞬間に“ストン”と気が抜ける事で、【自
何度かメールでお問い合わせを頂いていて、その都度お返しする機会がありましたので、今回は【小ノート法】の具体的な使用例をご紹介したいと思います。 小ノート法とは、様々なやるべきことが頭の中で雑多になり、ワーキングメモリを超えてしまうケースへの効果的な対応方法です。 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者の方の場合、メモリを超えてしまうと、なんて事のない会話が頭に入らなくなったり、ボーっとして実感すら失う離人感が起きたり、不安定感から両極思考が強く出て、自分の責任が大きくなり他の意見や提案を躍起になって止めようとしてしまうといった状態に陥ることがあります。 そうしたメモリの解放を行うために、常に持ち運べるような小さなノートを、ワーキングメモリの代わりに活用する目的です。特に視覚優位の傾向がある方は有効かもしれません。 簡単な概要 妻が使用しているのは、幅7cm程度のリング式のノート(
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