この章ではデータの長期保存と、その際に使うモデルについて説明します。 説明に使うアプリは前の章でつくったものを引き続き使います。 データの永続化 コード中で変数に代入したデータは、変数の有効範囲(スコープと言います)が終わると消えてしまいます。次のコードを見てみましょう。 ここでの変数xのように、@などの記号が変数名の先頭についていない変数をローカル変数と呼びます。変数xの有効範囲(スコープ)は、そのメソッドの中だけです。この場合、メソッドprint_hello_worldの実行が終わると変数xと、それが指すオブジェクトは消えてしまいます。 別の種類の変数として、前の章でも出てきた@bookのようなインスタンス変数(名前が@はじまりの変数)があります。インスタンス変数は、インスタンス(オブジェクト)がなくなると一緒に消えます。Railsの場合は、1つのリクエスト内が有効範囲だと考えることが
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