医者は患者にがんの宣告をし、 余命何か月と家族に伝え、 死におびえる患者の話を聞き、 患者の死を看取ります。 一般の人よりも死を見つめる機会が多いので、 かっこたる死生観を持っているだろうと思いきや、 どうもそうではなく、むしろ当たり前になってしまって、 死に鈍感になってしまうケースが多いようです。 患者に余命を告知した日も、死亡した日も、 日常の一コマになっていくのですから、 仕方ないのかもしれません。 その点、「わらじ医者」こと早川一光さんの、 ご自分の姿を正直に見つめられての、 真面目な死生観に共感しました。 老いや死を取り上げた著書も数多く、 多くの人の死を語ってきた方ですが、 死にゆく人を温かく接しておられたのは、 その死生観からも伺えます。 ====== 死が他人のものではなく自分のものなのだと考えて 「自分はどうするんだ」と問い返してみると、 実はドギマギしているんだね。 人
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