Cisco VIRL(ヴァイル)は、自宅にあるPCを使ってコンピュータネットワークを仮想的にシミュレーションできるソフトウェアである。利用できる仮想ルータも、IOSv、IOS-XEv、IOS-XRv、NX-OSvと、多くの用途に対応できる(Cisco以外のサードパーティの仮想イメージも利用できる!)。1年ライセンスで199ドル、今なら50ドルのクーポン利用で、149ドルで利用できる。 ルータを触れる環境に無いので、MacBook Air (Core i7、8GB)の上で使ってみることにした(VMware Fusion Proが必要だが、25パーセント引きだったのも後押し)。総額、3万円ほど掛かった。 購入とインストール Ciscoのアカウントが必要となるので、まずアカウントを作っておくこと。購入には、Cisco VIRLのホームページで「Get VIRL Today!」をクリックすることで
VIRLを使ってBGPプロトコルを調べてみることにしました。パケットキャプチャーで実際に流れるパケットを眺めると理解が深まるので、VIRLのようなシミュレータは便利です。今回は、単純に2台のIOS-XRvをEBGPで接続し、その間をキャプチャします。1台はFlatネットワーク経由でMacからbgpsimpleを使ってRouteViewsの経路(bgpdumpで変換したもの)を2000ほど注入してみます。 BGPセッションの確立 BGPセッションの確立手順は、まずTCP接続を確立(一方から一方に接続し、双方向ではありません)。その後、お互いにOPENメッセージを送り合い、KEEPALIVEメッセージで応答することで、BGP接続が確立されます。そして、UPDATEメッセージで経路交換が行われ、その後経路に変化が起こらなければ、KEEPALIVEが定期的に交換され続けます。 BGPヘッダ BGP
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