ビジネス推進本部 第1応用技術部 コアネットワークチーム 平河内 竜樹 クラウドやSDNの潮流に伴い、従来から存在する分野の商用ネットワーク製品においてもAPI対応がアピールされる様になりました。本稿では昨今実装されたルータ製品のREST APIに注目し、実際に動かしてみることで、その実態と利活用のポイントを探っていきます。 検証環境およびネットワーク側の準備 ネットワークのAPIやプロトコルに纏わる細かい話は割愛しまして、『HTTPを介してJSONやXMLで表現された情報を交換し、ルータ上の情報を読み書きする』という観点の元、早速動かしていきたいと思います。試験対象にはCisco Systems社の仮想ルータである「CSR1000V」、そちらと機能セットを共有している同社のルータ製品「ASR1001-X」、Juniper Network社のルータ製品となる「MX240」を用意しました。