山根 小雪 日経ビジネス記者 日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。 この著者の記事を見る
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
ぎくしゃくしていた日中両国の首脳が4日、ベルギーでやっと顔を合わせた。会談では両首相とも「尖閣は自国領土」というこれまでと何ら変わらない主張を繰り返したというから、日中双方が派手に撃ち合った「尖閣紛争」は結局、事実上の棚上げという元の鞘に収まったことになる。ただ今回想定外の強い怒りを示した中国政府が、次回同じ問題がくすぶったときに控えめな対応でコトを収めるとは思えない。問題の本質は何も解決されていない。 日本政府が中国の怒りの度合いを読み違えた(筆者もそうだったが)理由はいくつかある。中国の海洋権益に対する神経過敏さが想像以上だったことも1つの理由だが、それ以上に日本政府と日本人は尖閣が日中間の漁業をめぐる問題だということへの理解が足りなかった。ここに中国の怒りを読み解くヒントがある。 日本と中国は1997年に東シナ海を対象とする漁業協定を結んだ(発効は2000年)。ところが「経済国境」で
院生に勧められて以下の論文を読んだ。専門分野(家族)のジャーナルと違って『社会学評論』は少々見落としがちになるので、こういう機会は助けになる。 吉川徹,2003,「計量的モノグラフと数理:計量社会学の距離」『社会学評論』53(4):485-498. 内容自体は「階層帰属意識」の研究における対照的な二つのアプローチ(数理モデルからのデリベーションとデータによるその検証、および帰納や歴史的解釈を重視した「計量モノグラフ」的研究)との比較についてであった。ここでは単純化して言えば「階層についての主観と客観の関連・無関連」が解かれるべき謎となる。 筆者によれば、階層帰属意識の問題設定は「70年代の総中流から90年代の不平等へ」と変遷しており、「総中流」現象の解明(「誰が、なぜ自分が中流であると回答したのか?」)において社会学は一定程度の研究成果を残したのだが、不平等(不公平)感については、経験的に
By: scottjacksonx – CC BY 2.0 あけましておめでとうございます。正月も三日目ですね。新しい年に向けていろいろ計画されている方も多い事でしょう。計画だけではなく実現したい事や、少し考えてみたいアイデアなども思いつかれたかもしれません。 去年に手持ちの情報を整理してさっぱりされた方は、今年一年の自分の思考を整理していくために「メタ・ノート」を作る習慣を設けてみてはいかがでしょうか? メタノートって何? メタ・ノートは『思考の整理学』の中で著者の外山氏が自分の考えを深めるために使われていたノート方式の事です。 » 思考の整理学 (ちくま文庫)[Kindle版] 複数のノートを使い、情報を時間的・文脈的に別の視点から見ることで、深みのあるアイデアを作ることができます。 ファストフード的アイデアと熟成的アイデア 一般的に新しいアイデアは古いアイデアの組み合わせである、とい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く