2017年に日本でも広がりを見せた「#MeToo」運動から、SNSなどによるセクハラ被害を告発する動きも活発化している昨今。ふだん言動に注意を払っているものの、どこからがセクハラになるのか不安……なんていう人は多いだろう。1月~3月は送別会などお酒の席が増える時期だが、緊張がゆるんでうっかり失言してしまう危険に怯えることもある……。 30歳男性である筆者の最近の経験では、飲みの場で職場の女性から「今日は胸が大きく見える服を着ちゃって、太って見えるから失敗した」と言われ、どう答えたとしてもセクハラになるような気がして反応に困ってしまった。このような“個人のパーソナリティやセクシャルな話に対してどう反応すればいいかわからないとき”には、どのように対応すればいいのか。インターネット上のトラブルや名誉毀損に明るい、港国際法律事務所の最所義一弁護士に話を伺った。 「セクハラに該当するかどうかは、その