近年の大卒出身のプロ野球選手は、甲子園のスターや高校時代の有力選手が多く集まる六大学や東都だけでなく、地方大学出身の選手の活躍が目立つ。 リーグMVPに輝いた柳田悠岐(ソフトバンク)がその一人。高校は名門・広島商出身。1年夏に同校は甲子園出場を果たしているが、柳田は1年生ということもありベンチ外。高校時代は目立った存在ではなく、3年夏の県大会もベスト4で敗退。大学は広島六大学リーグに所属する広島経済大学へ進学した。 広島経済大学 広島経済大学では、1年秋からレギュラーに定着し、いきなり打率.406をマークして首位打者のタイトルを獲得。柳田は大学4年間で通算118安打を放ち、首位打者4回、ベストナイン6回受賞した。また、大学2年から3年連続で、全日本大学野球選手権に出場し、全国の舞台も経験している。 地方大学出身の選手ではあるが、スカウトたちは柳田に熱視線を送り、ソフトバンクが10年ドラフト