弁理士にはいちおう、領分といいますか、専門分野みたいなものがあります。 私の場合、種々の経歴から、ソフトから電気/電子、通信といった領域と、化学の領域とを含めた、やや広い領域をカバーしておりますが、あまり純粋な機械系は取り扱いが少ないですし、バイオはそもそも取り扱いません。 こうした「分野」は、経験から徐々に広がることもあるので、中くらいの規模の事務所に所属すると、分野の拡大を図ることもできないものではありません。それなりに勉強は必要ですけれども。 分野拡大を目論むならば、まずは中間処理から入るのがいいのではないかなぁ、と個人的には感じています。 ■ 大ざっぱな感覚ではありますが、ソフト系でやってきた人が、機械系の中間処理をやりますと、 「えっ。こんなことで特許になんの?!」 と驚くときがあります。機械系では、構造の微差(に見える部分)に特許性が認められる場合があるからです。 ソフト関係の