麻薬及び向精神薬取締法違反と覚醒剤取締法違反の罪に問われたタレントの田代まさし=本名・田代政=被告(54)の公判が14日、横浜地裁(香川礼子裁判官)であった。田代被告は被告人質問で、再び薬物に手を出した動機を「デビュー30周年のイベントに呼ばれていたが、犯罪者であることを理由にNGが出てショックだった。追いつめられ、逃げ出したくなった」と説明した。 被告の説明によると、昨年2月、被告も所属した「シャネルズ」のデビュー30周年記念イベントに出演依頼があったが、後にレコード会社が前科を理由に出演を断った。「何のために仕事をしてきたのかと、ものすごいショックだった」と振り返った。 翌月、千葉県で自動車関係のイベントに出演した際に、見知らぬ男から大麻と連絡先の書かれたメモを手渡された。「大麻ぐらいだったらという気持ちもあり、つらい気持ちから1回ぐらい逃れてみようと思った」 だが、1回では終わ