2012年3月3日のブックマーク (3件)

  • References

    資料編 いきなり水戸黄門 名高い「Lions' Commentary on UNIX」を読めばよい。 おしまい。 ↑というわけにはいかない というのも、Lionsだけでは情報がたりないからである。 何はなくともLions 情報源としてもっとも充実しているのは間違いないのだが、 読みはじめると「何だこりゃ」と思うかもしれない。 なにせ、四半世紀前の大学の計算機科学科の学生向けに書かれた(というかテキスト)である。 身のまわりにPDP-11と資料、当時のUNIXの中身がわかっている人などがごろごろしている環境が前提なので、 ギャップを感じるのは当然であろう。 こういうすきまはあなどれないが、 ある程度の根気と時間があれば、それなりに埋められる。 オリジナルのほか翻訳(正誤表)もある。 現在のかたちで出版される以前の伝説については各自調べられたし。 オリジナルは横長で読みにくい。 しかも、

  • ホワット・ア・ワンダフル・ワールド Lions 本

    まだあんまり読んでないんですが,まえがきとか,「歴史的なメモ」とかLions さんに対する「感謝のことば」とかの章を読んでいると,エライ感動してしまう.当時,誰もが法を侵す罪悪感を感じながらも,5 回も 6 回もコピーを重ね,掠れて読みにくいコピーを入手し,コピーし,ボロボロになるまで読み込んだのである.この,歴史的資料的価値だけでも買っても良いなのかもしれない. もしこのがアングラで流通してなかったら,UNIX の歴史は全く変わっていたかもしれないのか… そしてそれは UNIX という一 OS だけに留まらず,ネットワークやサーバなどの,我々の身の回りのありとあらゆるインフラ,そして計算機の歴史を,未来を創り続けて来たスーパーハッカーたちも存在してはいなかったのかもしれない.一体何人の学生がこのの世話になって,大きく人生を変える転機となったのだろうか (このの訳者自身を含む).

  • 先日倒産したメモリメーカーの友人と飲んできた話

    彼は純粋な技術屋といった感じで、 愚痴もまじっていたせいだろうか、何を言ってるかわからない部分もあったが、 いろいろと興味深い話を聞くことができた。 「結局、装置があれば韓国でも中国でもどこでも作れるようになって、値段のたたきあいになっちゃたんだろ」 という私に対して、彼は言った。 「体力勝負で負けたのは否定しない。だけどな、装置があれば誰でも作れるというのは大間違い」 「最大の要因は、やつらの技術力が高かったことだと思う。というかうちの規模の会社が研究開発で対抗できてたのがある意味奇跡。」 メモリは『装置があれば作れる汎用品』なわけではない。ということを彼は熱弁していた。 回路ひとつをとってみても、『アナログ』技術の塊で、 記憶素子のわずかな物理量(数10フェムトとか言ってた)の変化を 増幅する高精度なアンプだとか、 秒速数ギガビットの信号を処理するためにピコ秒単位で 信号のタイミングを

    先日倒産したメモリメーカーの友人と飲んできた話