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インドと社会に関するoyoyomのブックマーク (5)

  • インドの怒れる若者:壮大な無駄

    (英エコノミスト誌 2013年5月11日号) インドはいかにして世界最大の経済的なチャンスを無駄にしようとしているのか。 過去35年間というもの、何億人もの中国人が成長を続ける都市部で、重労働が多いとはいえ生産的な仕事を見つけてきた。この目を見張るような労働力の動員は過去半世紀で最大の経済的事象だった。世界はこれほどの規模の出来事を見たことがなかった。 インドは人口が多いだけではなく、若い〔AFPBB News〕 では、世界が再び、このような一大現象を目にすることはあるだろうか? その答えは、ヒマラヤ山脈を越えたインドにある。 インドは古代文明の1つだが、若い国でもある。中国では昨年、生産年齢人口が300万人減少したが、インドでは年間で約1200万人ずつ増えている。インドは向こう10年以内に世界最大の潜在労働力を抱える国になる。 楽観的な向きは、被扶養者に対する労働者の割合が高まり、所得に

  • 「フラッシュモブ」のデモが告げるインドの転換点

    (2013年1月8日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) インドの警察がニューデリーで催涙ガスや高圧放水銃を使い、レイプ事件に抗議する何万人もの怒れる若者の群集を追い散らした数日後、P・チダムバラム財務相は、同氏が「フラッシュモブ」と表現したデモに当局が不意を突かれたことを認めた。 典型的なフラッシュモブ――インターネット世代の騒がしい若者が公共の場に集まり、枕投げ大会などの気軽なパフォーマンスを演じる――のように、レイプに抗議するインドのデモも、ソーシャルメディアと共通の目的意識に刺激されて自然発生した集会だった。 レイプ事件に抗議するデモ、国民の怒りにインド政府は困惑 インドでは今月16日に起きた集団暴行事件を受けたデモが各地で発生している〔AFPBB News〕 こうした抗議デモは明らかに、より統制された抗議スタイルに慣れた政府にとっては不安をかき立てる行為だった。「フラッシュモブは新

  • 大停電が光を当てたインドの弱点

    (2012年8月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 不動産開発業を営む32歳のジャイビル・シンさんは7月31日、照明が消え、デスクトップパソコンの予備電池がピーピー鳴り始めた時、ニューデリー近郊に位置する、近代的な高層ビルと高層マンションが集まる街グルガオンの事務所にいた。 それから数分以内に、照明とパソコン画面はチカチカ点滅して復活した。事務所が入居しているビル――北インド最大の医学研究所も入っている――の大型ディーゼル発電機が稼働したのだ。この日の停電は、インドの「ミレニアムシティー*1」の営業日を中断させる、よくある停電のように思えた。 停電に慣れっこのインド人にとっても衝撃 「平均すると、1日に1回か2回、電気が止まります」とシンさんは話す。「夏場のピークには、大体10時間から14時間はバックアップ電源で動いている。この地域のほとんどの主要産業は既にこのような停電に対する備えを

  • 新興国の政治:立ち上がる新興中産階級

    (英エコノミスト誌 2011年9月3日号) マルクスの言う革命的なブルジョワジーが声を上げ始めた。 この4年間、景気後退に襲われた先進国と、活気のある新興経済大国の間に著しい違いが見られた。今年、先進国の経済的な苦難は政治にまで及び、欧州諸国の政府がユーロ危機の泥沼にはまり込む一方、米国は自ら国債の格下げを招いた。 しかし苦難は先進国に限られたことではなかった。中東諸国は言うまでもなく、中国、インド、インドネシア、ブラジルといった国々は、経済的な発展を遂げたにもかかわらず、先進国が抱える倦怠感と同じくらい大きな不満に悩んでいる。 インドでは、長年汚職追放に取り組んできた活動家アンナ・ハザレ氏の支持者が大規模な抗議運動を繰り広げ、国民会議派率いるマンモハン・シン政権は最大の試練に直面した。 ニューデリーでハンストを続けていたハザレ氏は8月末、政府が厳格化した腐敗防止法を可決することに同意した

  • インド人12億人を識別する壮大な計画  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年1月29日号) 信頼できる識別番号は、企業に多くのチャンスを生み出す可能性がある。 バンガロールの北西にある小さな村では、農民たちが身元確認を求めて列をなしている。各自、自分の名前とおおよその誕生日を書いて書類に記入するか、字の読める人に代わりに記入してもらう。 指先を1台のスキャナーの上に置き、別のスキャナーをじっと見つめる。顔写真を撮ってもらうと、これらの画像がコンピューターにアップロードされる。数週間以内に識別番号を受け取る運びとなる。 インド政府は12億人のインド人すべてに、米国の社会保障番号のようなものを与えようとしている。ただし、米国の社会保障番号よりもっと確実だ。各自の「ユニバーサル識別番号(UID)」が生体認証機能を持つマーカーとセットになっているため、合理的疑いの余地なく、UIDを持つ人なら誰でも、その人が自ら名乗る人物であることが証明される

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