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タイに関するoyoyomのブックマーク (10)

  • タイ軍政が目指す「父親が一番分かっている」政府 リークされた新憲法草案から浮かび上がる軍部のビジョン | JBpress(日本ビジネスプレス)

    タイの軍事指導者たちが現在検討している憲法草案では、新設される国民道徳議会は、行いの悪い人間と見なされた議員を職務から追放することができる。 議会入りを果たした人は、許可制の下で働くことになる。議員は「政治的な人気を築く」が、結局、「長期的に国民経済(の利益)や公共に害を及ぼす」可能性のある法律を可決することを禁じられる。 東南アジア第2の経済大国の未来に関する全315項目の青写真で提案された民選の国民代表の権限に対するこうした制限は、馬鹿げているように聞こえるかもしれない。 だが、ある評論家が「父親が一番分かっている」政府と名づけたものを確立しようとする軍事政権とその仲間の取り組みについて、愉快なところは何もない。こうした取り組みは、社会的、政治的、経済的な代償がどんなものであれ、将校とその官吏らが昨年5月のクーデターで掌握した国を作り変えようとする大きな努力の一環だ。 リークされた新憲

    タイ軍政が目指す「父親が一番分かっている」政府 リークされた新憲法草案から浮かび上がる軍部のビジョン | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイ経済:テフロンが剥げ落ちる時:JBpress(日本ビジネスプレス)

    タイの軍事政権が国民と良好な関係を築くための1つ目の教訓を見いだすのに、長い時間はかからなかった。迷った時はカネを使え、という教えだ。 プラユット・チャンオチャ将軍が率いる軍事政権「国家平和秩序評議会(NCPO)」は、発足から1カ月の間、精力的に国庫のカネを放出してきた。 NCPOは退陣に追い込まれたインラック・チナワット政権が導入した助成金制度に基づき、924億バーツ(28億ドル)近いカネをコメ農家に支払った。そして現在、720億ドルを超えると見られる大掛かりな交通輸送構想を検討中だ。 NCPOは、タイ投資委員会(BOI)――プラユット氏は自らを委員長に任命した――の承認待ちとなっている210億ドルに上るプロジェクトの推進も約束した。6月18日に行われたクーデター後初のBOIの会議では、総額40億ドルに相当する18のプロジェクトが承認された。 経済的ポピュリズムの上に成り立っていた政権を

    タイ経済:テフロンが剥げ落ちる時:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 歪んだ微笑の国と化すタイ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    タイのクーデターは国の評判を著しく損ねた。気の短い陸軍司令官が「国民に幸福を取り戻し、対立を解消する」軍事政権の望みについて屈託なく語る。学者を含む何百人もの人が尋問のために一斉検挙される。 兵士がごく少人数の抗議者の集会を襲撃する。市民はを読んだり(『1984年』)、3指を掲げたりする(『ハンガー・ゲーム』)ことで逮捕される危険に直面する。すべてが恐ろしいほど時代がかっている。タイは歪んだ微笑の国になってしまった。 だが、これは多くのバンコク市民、少なくとも大雑把に「エリート」と呼ばれる層とその支持者の目に映る姿ではない。彼らにしてみると、クーデターは、自主亡命しているタクシン・チナワット元首相の仲間たちが彼ら自身の不埒な目的のために民主主義を乗っ取った衆愚政治の時代を終わらせてくれた。 「クーデターが衆愚政治の時代を終わらせた」 中には、軍事独裁政権の下で生きるのを必ずしも好まない

    歪んだ微笑の国と化すタイ:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイのクーデター:国座に至る道のり:JBpress(日本ビジネスプレス)

    5月20日の戒厳令をきっかけに始まったタイの混乱は、誌(英エコノミスト)が印刷に回された時点で、軍による格的なクーデターにまで発展した。 陸軍のプラユット・チャンオチャ司令官はテレビ演説で、軍が秩序を回復し、政治改革を実行すると宣言した。ただし、この言葉が具体的に何を意味するかは不明だった。 軍は、プラユット司令官が演説を行う前から、10以上のテレビ局と数千のコミュニティーラジオ局を閉鎖し、残りの報道機関に対しても、批判的な思考をやめるよう命じた。例えば、ジャーナリストは公的な立場にない人物への取材を禁じられた。 プラユット司令官はその時点で、クーデターは全く考えていないと示唆していた。バンコクの市街地に兵士はあまり配置されていなかった。 軍事クーデターがもたらすもの プラユット司令官は21日にタイの政治を数カ月前から麻痺させてきたすべての当事者を招集し、ほぼすべての当事者がこれに応じ

    タイのクーデター:国座に至る道のり:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイの危機:すべてが壊れてしまった国:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年5月10日号) 長らく危機が続くタイは、崖っぷちに近づいている。政府と反政府勢力の両者が妥協しなければ、崩壊してしまう恐れが十二分にある。 現状を見ていると絶望感に襲われる。10年前のタイは輝かしい模範であり、東南アジアでも活気あふれる民主主義と盛況な経済の両立が可能なことを示す珍しい証拠だった。 これを5月7日のタイと比べてみるといい。この日、首相のインラック・チナワット氏が2011年に親類を優遇するために国家安全保障会議事務局長を更迭した人事に関して、憲法裁判所が首相と閣僚9人を失職とする判決を下した後、タイは混乱状態に陥った。 適切な法的手続きが見せかけで、インラック氏の縁故主義に対する嫌悪感があったにもかかわらず、この人事は首相の失職に値するほどの違法行為ではなかった。憲法裁の判決はむしろ、タイがどれほど地に落ち、どれほど深く分裂し、同国の制度機構がど

    タイの危機:すべてが壊れてしまった国:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイの政治危機、経済にじわり打撃:JBpress(日本ビジネスプレス)

    タイの政治危機が経済の足を引っ張り、成長率で他の東南アジア諸国に一段と遅れを取りつつある。政権が存続しようがしまいが、さらなる混乱が続くという認識が生まれ、それがタイの回復力を相殺しているからだ。 タイ市場は8日、裁判所の判決を受けてインラック・チナワット首相が失職した後、じわり下落した。判決は多くの投資家にとって、ダメージはあるが致命的ではない行政の麻痺状態が数カ月続く可能性が高いという感触を強めるものだった。 アナリストや企業にとってナゾなのは、長引く政情不安や気掛かりな経済指標が、上り調子の企業収益、新興国全般に対する国際的な買い意欲の復活、そしてタイはいつものように何とかやっていくだろうという感覚によって相殺されていることだ。 市場の反応が落ち着いている理由 東南アジア地域のある外国人投資家は、消費や投資、観光を減退させ、インラック氏の失脚を受けて深刻化する可能性の高い政治闘争にも

    タイの政治危機、経済にじわり打撃:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • Q&A:既視感を覚えるタイの政治危機:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年5月8日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) タイのインラック・チナワット首相が7日、憲法裁判所によって職権乱用疑惑で失職させられた。ニワットタムロン・ブンソンパイサーン氏の首相就任でタイは6年間で6人目の首相を迎えることになった。ニワットタムロン氏は、6カ月前に反政府の抗議者たちが街頭でデモを繰り広げてからタイを支配している危機を受け継ぐことになる。 ■では、タイの政治闘争は今回限りで落ち着くのだろうか? とてもそうはいかない。インラック氏――およびインラック内閣の9人の閣僚――の追放は、インラック氏を支持する「赤シャツ」軍団が大挙して結集した場合、対立が激化する可能性を生み出している。 2010年に赤シャツ軍団が2カ月間バンコクの一部を占拠した事件は、これから起きるかもしれないことの一端を覗かせていた。当時は、抗議行動が軍によって鎮圧された時に大勢の人が亡くなった。 一方、野

    Q&A:既視感を覚えるタイの政治危機:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイが次のウクライナのように見える理由:JBpress(日本ビジネスプレス)

    潜在的におぞましいことがタイで起きようとしている。ここ数週間、世界の関心は当然のことながらウクライナに集まっている。だが、東南アジア第2の経済大国での政治的行き詰まりは、ウクライナと同じくらい解決困難だ。 より深刻な暴力が街頭にあふれ出す可能性が現実のものになっている。過去数十年間で初めて、比較的貧しい北部が、バンコクを中心とする、概して豊かで都市化された南部から割譲され、タイが2つに分裂する可能性がささやかれるようになっている。 もちろん、タイが分裂に至る必要はない。結局、タイの政治危機は何年もの間くすぶってきた。タイは、軍事クーデターや無効にされた選挙、時として起きる流血の事態にもかかわらず、何とか歩み続けること、そして外国からの大量の投資と多くの観光客を引きつけることにも成功してきた。 これまでも政治危機はあったが・・・ だが、紛争の主な当事者双方は今、これまで以上にその立場を固めて

    タイが次のウクライナのように見える理由:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • タイの政治危機:国家分裂に至るのか?:JBpress(日本ビジネスプレス)

    がっしりした体格でおしゃべりなカムシ・オードムシさんは、タイ北部の主要都市チェンマイの郊外にあるサンカムペーンという小さな街の屋根付きの市場で焼きバナナの店を営んでいる。 揚げ物台の目の前の油まみれの壁には、チナワット一族のポスターやカレンダーだけが飾られている。2006年にクーデターで退陣に追い込まれ、現在は自主亡命中の元首相、タクシン・チナワット氏と、ドバイに住む兄タクシン氏の指示に従う現首相のインラック・チナワット氏のものだ。 カムシさんいわく、タクシン氏の政策のおかげで、家族の将来展望が大きく変わったという。学生ローン制度によって、彼女の息子と娘は2人とも大学に進学できた。大卒は一族では初めてだった。現在、2人の子供の比較的給料のいい仕事がカムシさんの医療費をカバーする助けになっている。 これに対し、カムシさんはタクシン氏とその妹に永遠の忠誠で報いている。彼女はタクシン氏の草の根の

    タイの政治危機:国家分裂に至るのか?:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 社説:崖っぷちに近づくタイ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    世界は近年、独裁者やエリート層に対する大規模な大衆デモの勃発に慣れた。 中東では、エジプト、シリア、チュニジアでアラブの民衆蜂起が起きた。ロシアでは、ウラジーミル・プーチン大統領の支配に対する街頭デモが繰り返された。昨年末には、ウクライナの首都キエフで大勢のデモ参加者が独裁的なビクトル・ヤヌコビッチ大統領の退陣を求めた。 そして今、タイの首都バンコクで大規模な反政府デモが発生している。だが、このデモはある1点において他国のデモと異なっている。というのは、タイのデモ参加者は民主主義の拡大ではなく、その後退を求めているからだ。 危険にさらされる「自由な国」の評判 2001年以降、タイの有権者は選挙で繰り返し、タクシン・チナワット氏と、妹のインラック・チナワット氏を含む彼の代理人たちを政権の座に就かせてきた。しかし、1月13日、バンコクの商業地区は、民主的に選ばれたインラック政権を追放し、タイ議

    社説:崖っぷちに近づくタイ:JBpress(日本ビジネスプレス)
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