都内の早稲田大学(Waseda University)で講演する国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長(2010年8月4日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA 【8月4日 AFP】来日している国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は4日、都内の早稲田大学(Waseda University)で「平和と軍縮」をテーマに講演した。 潘事務総長は学生らを前に、「私は日本の若い世代である皆さん方に、あなた方のご両親や祖父母が火を灯したたいまつを掲げ、軍縮のリーダーになって欲しいのです。ヒバクシャの話を伝えてください。広島、長崎の記憶を生かし続け、核兵器のない世界を作るという約束を守るには日本の若者の力が必要なのです」と述べた。 また、核実験を行った北朝鮮が北東アジアの脅威になっているとの認識を示し、国連として朝鮮半島
「米大使の広島平和式典参加」の意義(1/3) 日本では、暑い夏の8月は、戦争と平和について考える時期であるとも言えよう。 この時期、新聞やテレビでは第二次世界大戦の終戦をめぐる特集が組まれるが、戦後生まれが大勢を占める現在、人々の関心は年月が経つに従い薄れて行っているようだ。特に、広島、長崎への原爆投下については、戦後65年経った今では、原爆投下についてよく知らない人の数も増え、被爆地においてさえ被爆体験の風化現象が懸念されている。 そのような中、今年の8月6日の広島での平和記念式典にルース駐日米大使が参列する、とアメリカ国務省が発表したのは、新たな動きである。これまで広島市は、核兵器国を含めて各国に式典への参加要請を行ってきたが、アメリカはこれまで出席することはなかったからだ。 ○「核の不使用」を示す機会 これまで、アメリカが出席しなかった背景には2つの問題があったと言えよう。一つ
朝日新聞などのインタビューに応じる潘基文・国連事務総長=増池宏子氏撮影 【ニューヨーク=丹内敦子】8月の訪日を前に国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は28日、朝日新聞などのインタビューに応じた。5日の長崎訪問と6日の広島の平和記念式典出席は、歴代国連事務総長で初めて。潘氏は「(核兵器禁止条約など)核廃絶のための法的枠組み構築に向けた政治的勢いが増すよう(国際社会の)注目を集めたい」と訪問の意義を強調した。 国連によると、1982年8月下旬に当時のデクエヤル事務総長が広島を訪れた。潘氏は事務総長に就任以来、4回目の訪日となる。 長崎と広島では各市長や被爆者らと意見交換し、韓国人被爆者らの慰霊碑も訪れる予定だ。潘氏は「私たちは被爆者が生きている間に核廃絶を見られるよう、時間枠(目標期限)を設けて活動するべきだ」と述べた。 広島の式典にルース駐日米大使らが出席を予定していることについて
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