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経済とオーストラリアに関するoyoyomのブックマーク (9)

  • オーストラリアの財政を脅かす中国の景気減速 鉄鉱石価格の急落と中国の需要低迷、鉱業州にダブルパンチ | JBpress(日本ビジネスプレス)

    西オーストラリア州が前回、キャンベラの連邦政府とこれだけの規模の大論争を繰り広げた時、同州は1930年代の大恐慌が引き金となって起きた金融危機の最中に連邦から分離・独立すると脅した。 今回の摩擦は中国の景気減速と関係している。 これはオーストラリアの繁栄がそのコモディティー(商品)輸出に対する中国の欲求といかに密接に結び付いているかを示す証拠だ。 「これは分離ではなく、緊張であり、分裂だ」。西オーストラリア州のコリン・バーネット首相は先日、鉄鉱石価格の急落によって拡大する州財政の穴を埋める手助けをしてくれるよう求めた要請を連邦政府と他州が拒んだ時に、こう述べた。 西オーストラリアは、鉄鋼の主要原料である鉄鉱石を中国に販売することで、10年に及ぶ好景気を享受した鉱業州だ。 中国ブームを謳歌した西オーストラリア州の悲鳴 一部で「中国の採石場」として知られる西オーストラリア州には、BHPビリトン

    オーストラリアの財政を脅かす中国の景気減速 鉄鉱石価格の急落と中国の需要低迷、鉱業州にダブルパンチ | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • オーストラリアを悩ます「所得不況」 GDP統計では20年以上も景気後退知らずだが、実質所得は減少:JBpress(日本ビジネスプレス)

    GDPを見ると、オーストラリアは先進国で唯一、過去20年以上も景気後退知らずの国(写真はシドニーの高層ビル街を背に進むヨット)〔AFPBB News〕 フィル・ラモンディーノさんは30年近くオーストラリア各地の建設現場でダンプカーを運転しており、現場レベルから見た経済の状況を教えてくれる。  「私の業界はこれまで見てきた中で最悪の状態ですよ」。51歳の自営の運転手はこう語る。「競争がとても激しく、建設会社が倒産しており、私の報酬も未払いになっている。手取りの収入はこの2年で2割減りました」 オーストラリア経済が2014年7~9月期に前年比で2.7%成長したにもかかわらず、中小企業の多くが経営不振に喘いでいる。2.7%という成長率は、まだオーストラリアのトレンドを下回っているものの、他の大半の先進国を上回っている。 国内総生産(GDP)の拡大と多くの国内企業の業績不振との間の矛盾から、一部の

    オーストラリアを悩ます「所得不況」 GDP統計では20年以上も景気後退知らずだが、実質所得は減少:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • オーストラリア、鉱業景気の減速で都市構想が危機:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年8月21日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 西オーストラリアの僻地のピルバラ地域。世界最大の鉄鉱石積出港の隣にある埃っぽい工業団地は、これほど景気が悪かったことがない。 「町では賃貸料があまりに高くなったため、好景気が終わると、あらゆる場所で商売が次々倒れ始めた」。ポートヘドランドのおんぼろビル「ジェムズ」のオーナー、ジョー・ウッドワード氏はこう言う。ここは最近までポートヘドランドで唯一の合法的売春宿だったが、今では南京錠がかかった門に立ち退き通知が張られている。「ここではもう、何も売れませんよ」 ジェムズの廃業をはじめ、オーストラリアの鉱業投資ブームが終わってから店仕舞いした多くのピルバラのビジネスは、オーストラリアがその旗艦プロジェクトの1つを実現するのに苦労することを示唆している。 家族が住む持続可能な都市を建設する旗艦プロジェクトに黄色信号 ポートヘドランドと、隣接す

    オーストラリア、鉱業景気の減速で都市構想が危機:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 炭素税廃止に動くオーストラリア、G20で孤立の恐れ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年6月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) オーストラリアのトニー・アボット首相は、就任以来、支持率の急落と敵対的な上院のせいで祝うべきことがほとんどなかった。だが今週、昨年9月の総選挙で当選した上院議員がようやく席に着くことになり、首相は主要選挙公約の1つである炭素税廃止を実現することが確実視されている。 「もういい加減、オーストラリアの家庭がこの有毒な課税から解放されてもいい頃だ」。アボット首相は最近、月額6万オーストラリアドルの炭素税を支払っている冷凍庫メーカーを視察した際にこう宣言した。 環境保護より経済成長を優先 アボット首相率いる自由党・国民党の連立政権は、炭素税が電力料金を引き上げ、600億オーストラリアドル規模の同国石炭産業を危険にさらしていると非難している。環境保護よりも経済成長を優先するというアボット首相の公約は、幻滅した国民の共感を呼んだ。 今週まで野党

    炭素税廃止に動くオーストラリア、G20で孤立の恐れ:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • オーストラリアドル:資源のブーメラン効果

    (2013年4月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 南オーストラリア州は輝きを放つコインの裏側を経験している。 オーストラリアのジュリア・ギラード首相は4月9日、外交上の大成果を収め、6日間に及ぶ中国訪問を締めくくった。両国は「戦略的パートナーシップ」を構築した。これは両国首脳が年次会合を持つ誓約だ。 鉄と石炭に対する中国の需要は、中国がオーストラリアにとって最大の貿易相手国となり、またオーストラリアが大半の先進国より経済的に活況を維持する一助となった。だが、オーストラリアの一部の地域では、中国との新しい関係は好況がもたらす有難くない副作用を思い出させている。 ギラード首相が北京で中国の李克強首相とともにパートナーシップ協定に署名していた頃、南オーストラリア州の経済は最新の打撃に見舞われていた。米ゼネラル・モーターズ(GM)の子会社で、オーストラリア最大級の自動車メーカーであるホール

  • オーストラリアの二重経済:中国依存の光と影

    (英エコノミスト誌 2012年8月25日号) 成功の歪みが見え始めてきた。 シドニー近郊の近代オーストラリアの発祥地、ボタニー湾の沿岸では、同国の2速経済を垣間見ることができる。 湾の上空に飛び立つ飛行機は、いわゆる「フライイン・フライアウト*1」労働者を、西オーストラリアやクイーンズランドなど、好況に沸く資源豊富な州に運んでいく。これらの州では、オーストラリアの全国平均の4倍の賃金を得ることができる。 一方、ボタニー湾の南に位置するカーネルで働く労働者にとっては、前途はあまり明るくない。石油会社のカルテックスは最近、60年近くガソリンを生産してきた製油所を閉鎖すると発表した。これで600人以上の職が失われることになる。 主に資源ブームのおかげでオーストラリアドルの価値が高騰した結果、自社で生産するよりも、アジアの製油所からガソリンを輸入してカーネルで貯蔵する方が安くなったのだ。 対中貿易

  • オーストラリアの有望性:次の黄金州  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年5月28日号) オーストラリアは少し自信を持てば、モデル国家になれるかもしれない。 人口2500万人ほどの国を想像してみてほしい。この国は民主的なうえ寛容で、移民を歓迎し、社会が調和している。政治的に安定していて、経済的にも成功を収めている。そのうえ美しいビーチまである。 30年前のカリフォルニア州のように思えるかもしれないが、違う。今のオーストラリアである。 だが、オーストラリアはカリフォルニアのような国になるかもしれない。それもカリフォルニアをも凌ぐ「Golden State(黄金州)」になる可能性がある。 オーストラリアには既に優れた経済がある。カリフォルニア経済とは異なり、1991年以降、景気後退を回避してきた。概してうまく機能する政治体制も持ち合わせている。同国は資源ブームの恩恵を享受しており、単に鉱物を掘り起こしてアジアに輸出するだけで大量のお金

  • コモディティーブームという難問 世界の潮流を体現する経済国:オーストラリア編 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年4月2日号) 世界的なトレンドを体現する経済国を取り上げる連載企画の第1弾として、オーストラリアのコモディティーブームを取り上げる。 南オーストラリア州のアデレード港のことを書いた1838年のある記述は、この港を「あらゆるものがみすぼらしく不便」という点で比類のないポート・ミザリー(悲惨な港)だと表現していた。それは遠い昔のことのように思える。 港は今、オーストラリアが育てるもの、掘り出すもので溢れかえっている。港の穀物サイロでは、大量の農作物が船積みを待っている。ジルコンなどの鉱物砂が防水シートの下に横たわっている。オーストラリア最大の輸出品になる見通しの鉄鉱石が、波止場にある数多くの青いコンテナをいっぱいにしている。 5年前は船1隻分の鉄鉱石で2200台の薄型テレビが購入できた、とオーストラリア準備銀行(RBA)のグレン・スティーブンス総裁は言う。それが今

  • アジアブームに沸くオーストラリアの死角  JBpress(日本ビジネスプレス)

    アジアの成長を表すイメージを探しているのなら、西オーストラリア州のピルバラ地区で掘られているいくつもの巨大な穴を見てみるのも悪くないだろう。 これらの巨大な穴からは、中国の超高層ビルの骨組みやインドの橋げたを造る鉄を製造するのに使われる鉄鉱石が掘り出される。アジアの成長が速ければ速いほど、オーストラリアの穴はそれだけ深くなるのだ。 過去10年間でオーストラリアのアジア向け輸出は急増し、輸出全体に占める割合は40%前後だったものが、今では実に72%に上っている。このことは、オーストラリアが自国の命運をアジア経済の潮流に完全に結び付けたことを意味している。 輸出の7割以上がアジア向け 同国の元首相、ポール・キーティング氏は、オーストラリア政府の米国との戦略的関係およびアジアとの経済的関係に触れて、ワシントンではピアノのペダルを踏むが、アジアでは鍵盤を叩くことがオーストラリアの立場だと表現してみ

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