vol.3 「それは、理想国家だったか? 満州国を思い、大連の街を歩く」はこちらをご覧ください。 大連駅の正面、右手の方に自動車は停まった。 駅正面の人混みに恐怖を感じていたのだが、そちらの入り口にはほとんど人影がなかった。 「特別待合室」と記された額が掲げられた部屋は、天井の高さが四メートルほどもある巨きさであったが、私と文藝春秋『諸君!』のI氏と、ガイドの孝さんしかいなかった。 この部屋から、直接ホームに出ると「軟座」の列車が待っている。「軟座」とは、日本で云えばグリーン車である。 重油の臭いを振りまきながら、巨大なディーゼル機関車が入線してくる。機関車と客車は、緑色に塗られ、車窓の下辺りにクリーム色のストライプが走っている。 一両ずつ乗車口に女性の車掌さんが立っている。制服は、ほぼ、人民服と同じデザインである。 座席は、事前指定ではない。乗り込む時に彼女たちが国旗を象ったバッジのよう
もうすぐお盆休みですね。 外資系はお盆は関係ありませんが、8月はみんなブロック・リーブ(2週間程度の休暇)を取るのでマーケットは静かです。 外資系企業の多くで連続2週間の休暇を取ることが「強制」されます。 基本的にグローバル企業は社員性悪説なので、会社に隠れて何か悪いことをしていたとしても2週間続けて休ませればなんか出てくるだろうということと、ひとり辞めても仕事を回せるようにバックアップ体制ができているかどうかを確認するためです。 さてそれでは今日はおすすめの最近出版された経済関係の本をまとめて紹介しようと思います。 1. Newsweek 経済超入門、ニューズウィーク日本版編集部 経済学の基本的な考え方を解説しつつ、最近の旬の時事ネタもカバー。 コンパクトにまとまっていて大学で経済学を勉強したことがないけど、経済に興味がある人にはピッタリの本です。 →以前の書評 2. 日本の大問題が面白
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