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2010年10月25日のブックマーク (5件)

  • asahi.com(朝日新聞社):G20「通貨安競争回避」声明採択し閉幕 不均衡是正も - ビジネス・経済 (1/2ページ)

    【慶州(韓国南東部)=尾形聡彦、稲田清英、福田直之】当地で開催されていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が23日午後3時39分、共同声明を採択し、閉幕した。共同声明では通貨安競争の回避が盛り込まれると共に、各国が過度の不均衡是正に向けた政策を推進することを明記した。不均衡が続く場合には、国際通貨基金(IMF)が査定することも盛り込まれた。  共同声明では、各国の基姿勢として、まず通貨を巡って「(各国が)競争するように切り下げを行うことは控える」とした。各国に、為替介入などを行いにくくする効果がありそうだ。  世界的な不均衡の是正を巡っては、米国が提案した経常収支是正の数値目標は盛り込まれなかった。その代わり、各国は「過度な不均衡の削減」に努力するとの内容を盛り込み、経常赤字や黒字などで、大規模な不均衡が続く場合はIMFが評価するとした。  また、為替相場についても、「各国

  • 緊縮財政で内向きになる英国 ポスト帝国主義の野望の終焉 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年10月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 英国は内向的になっている。自信に満ちたグローバリズムと進歩的な国際主義、「クール・ブリタニア」はすべて過ぎ去った時代に属している。金融は廃れてしまった。跳ね橋を引き上げ、勘定を払う時が来ている。内省と緊縮が新たな時代の主題だ。この先、状況は厳しいものになる。 デビッド・キャメロン首相率いる連立政権は10月20日、国家財政に空いた大きな穴を埋める計画を明らかにした。この処方箋は、第2次大戦終結後に見られたどんなものよりも大幅な歳出削減を行うためのものだ。課題は何か? 国民所得の約10%に相当する財政赤字を解消することだ。 クール・ブリタニアは過去のもの、行く手に待ち受ける緊縮の時代 税金は増え、生活水準は下がることになる。50万の公的部門の雇用が失われる見込みだ。賃金は凍結され、年金は削られる。国の物理的な基盤(道路、鉄道、学校、病

  • 中国の権力継承:次の皇帝  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年10月23日号) その国土より大きなストレスを抱える巨大な帝国で、皇太子が指名された。中国は今、不安定な状況にある。 「あなたがやれば、私は安心だ」。毛沢東氏は後継者の華国鋒氏にこう言ったとされている。しかし、これは不幸な選択だった。華氏が実権を握ったのは2年ほどで、1978年に失脚した。そして10年後、民主化運動による混乱のため、後継計画は再び派手に紛糾した。中国共産党が権力の委譲を円滑に成し遂げたのは、胡錦濤氏が実権を握った8年前の一度きりだ。 現在、新たな権力の移譲が進行している。世界は、2つの理由から神経を尖らせておく必要がある。まず、次なる指導者の人物像はまだ明らかではない。第2に、諸外国が思っているほど、中国の体制は一枚岩でもなければ、安定もしていないのである。 2012年に党総書記、 翌年に国家主席と、胡氏の2つの役割を引き継ぐことになっている人

  • 中国政府が突如の利上げ、その真意は? 「自主的」人民元切り上げの前兆か | JBpress (ジェイビープレス)

    10月19日の夜、中国人民銀行(中央銀行)は突如として人民元の預金金利と貸出金利をそれぞれ0.25%引き上げた。約2年10カ月ぶりの利上げである。 人民銀行の突如の利上げについて市場の見方は大きく分かれている。 1つの見方はオーソドックスな教科書通りのもの。インフレ懸念が高まっているから人民銀行が利上げを実施したと言われている。 しかし、8月のインフレ率(消費者物価指数)は3.3%であり、警戒すべき水域に達していない。利上げを実施した翌々日の10月21日に発表された9月のインフレ率も、3.6%に止まっている。経済成長が続いている中国にとって、5%以内のインフレは決して悪いことではない。 それよりも、今回の利上げはインフレ抑制というよりも、人民元切り上げの前兆と受け止められている。 これまで、中国政府は人民元の為替レートを低く抑えるために、人民元の金利も引き上げることができなかった。なぜなら

    中国政府が突如の利上げ、その真意は? 「自主的」人民元切り上げの前兆か | JBpress (ジェイビープレス)
  • 通貨戦争の虜になった高級ブランド  JBpress(日本ビジネスプレス)

    世界の中央銀行関係者の関心を一身に集めている通貨戦争が、高級ブランド品というニッチな世界でも進行している。 高級品の約75%が欧州で生産される一方、同程度の割合が欧州大陸以外の市場、特に米国と中国の消費者に売られている。このため、高級品業界は急激なドル安と人民元上昇に極めて敏感に反応する。 調査会社バーンスタイン・リサーチのシニアアナリスト、ルカ・ソルカ氏は、ドルの下落とユーロの上昇は概して、今年ユーロ安の恩恵を享受してきた欧州の高級品メーカーに悪影響をもたらすと言う。 世界の高級品の売上高は2010年に10%程度伸びると予想されているが、2011年には伸び率が鈍ると見られている。 売り上げ成長にドル安という向かい風 「弱いドルは、欧州高級品メーカーの売り上げの約45%に影響を及ぼし、売上高の伸びにとって向かい風となる」。ソルカ氏はこう話し、ドルの対ユーロ相場が現在の水準にとどまれば、20