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2010年12月1日のブックマーク (5件)

  • 欧州のビンテージワインにご執心の中国 中国の富裕層が吊り上げる価格に欧米人は真っ青 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年11月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 香港で開催されたワインオークションで1869年のシャトー・ラフィットのレギュラーボトル3が43万7900ポンド(約5700万円)で落札されたというニュースが今月初めに流れたことで、「中国価格」という言葉に新しい意味が付与されることになった。 この用語は、中国製造業の競争力を反映した最も安い価格を意味するのが普通だが、最近では最高級の市場でも「中国価格」が見受けられる。中国富裕層が珍しい贅沢品に手を伸ばし、欧米勢が顔色を失ってオークション会場を静かに後にするようなレベルまで価格を釣り上げているのだ。 バブル期の日を彷彿させる新たな「中国価格」 バブル経済が弾けようとしている典型的な前兆だ、と考える向きもあるかもしれない。 確かに、最近の香港のワインオークションから伝わってくる息を呑むようなニュースに接すると、不思議なことに19

  • 続・ユーロ危機 アイルランドからイベリア半島へ波及 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年11月27日号) ユーロの崩壊をい止めるために、サパテロ首相はスペインの改革を復活させなければならない。 アイルランド政府が欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に救済を要請しろという圧力に屈した時、投資家に報われることを期待していたとすれば、その期待はすぐに裏切られた。 ユーロを飲み込む危機がアイルランド東部のリフィー川でい止められることを願っていた向きも同様だ。 EUが今年5月にギリシャを救済した時の急反騰とは異なり、今回、投資家はほとんど一息つく間もなく、アイルランドの資産やポルトガル、スペインの資産の投げ売りを再開した。 ユーロの将来は、危機の伝染が一掃されて初めて安泰になる。そして、それがスペインで何が起こるかに決定的に左右されることが今はっきりした。 欧州の救済計画は、アイルランドその他の国は、困難な問題を片付ける間、当座を乗り切るために少し

  • 25万件の外交公電が綴る現在の歴史  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年11月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) これまで秘密だった米国務省の膨大な外交公電がウィキリークスによってウェブ上に公開された。これらの文書を精査することは、現在の歴史をかじることを意味する。外交的な欺瞞や外国首脳の直截な人物評が見出しを飾った。だが、全体像を見ると、地球上最も強大な国の1つが優位性を保とうと格闘している姿が浮かび上がってくる。 各国首脳の人物評 米国の外交官の筆致は鋭いが、大抵正確だ。イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相は確かに無責任で虚栄心が強く、外交政策の問題については、ロシアのウラジーミル・プーチン首相の操り人形だ。 フランスのニコラ・サルコジ大統領は怒りっぽく、傲慢だと評されたが、筆者はフランスの外交官がもっとひどいことを言うのを聞いたことがある。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、創造性に富んだ指導者ではないという観察に抗議できないはずだ。

  • ウィキリークスをつくった男 Julian Assange's Supreme Elitism | JBpress (ジェイビープレス)

    18歳の時、16歳の少女を身ごもらせた。生まれた赤子を巡って熾烈な親権奪取闘争を繰り広げた経験が、後にウィキリークスを始めた際の素地になったという。 何々主義者とあえて呼ぶなら、インターネット時代の過激無政府主義者だろうか。 パーマネント・トラベラーだから、恐らく税金は納めたことがない。定住経験自体がないことにしろ、学歴はおろか学校に通ったことすらない点にしろ、規格外の母親に育てられた影響が大きい。 そんな描写を含むNew Yorker誌2010年6月7日付の密着リポートは、全くもって読みでがある。米国外交公電一括暴露という前代未聞の事態を受け、記事は多くの読者を集めているのではないか。 アサーンジ(Assange)という姓は家系に流れる中国人の系譜を示唆するものらしい。司馬遼太郎が題材にしたことのある豪州木曜島に渡った中国人から、彼の系統は発する。生まれと育ちはオーストラリアだ。 学校の

    ウィキリークスをつくった男 Julian Assange's Supreme Elitism | JBpress (ジェイビープレス)
  • 日本の友人と隣人~The Economist 日本特集(8/10)~  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年11月20日号) 近隣諸国の経済は活況に沸いているが、日の外交関係は難しさを増している。 北海道の阿寒湖畔にある宿泊施設に入ると、「いらっしゃいませ」という掛け声から、黙々と焼き鶏を焼く年配の男性の姿まで、すべてが典型的な日のように思える。ただし、それも、宿泊客全員が中国語を話しているのを聞くまでの話だ。 阿寒湖が2008年に中国で大ヒットしたコメディ映画「非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方。)」のロケ地になってから、中国人がこの地域に押し寄せているのである。 ブーム初期の観光客は温泉を利用した時に考えられないような行動を取り、地元の日人は衝撃を受けた。中国人客は自分たちの汚れた服を湯船で洗ったのだ。テーブルに肘をついたり、水洗式トイレに慣れていなかったりする中国人の習慣については、今でも時々顔をしかめることはある。しかし、これらの中国人観光客がいなけれ