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2011年5月23日のブックマーク (4件)

  • asahi.com(朝日新聞社):スペイン統一地方選で与党が大敗 財政緊縮策に不満噴出 - 国際

    スペインの統一地方選は22日投開票され、右派の最大野党の国民党が、サパテロ首相率いる左派の社会労働党を得票率で大幅に上回り、来年3月の総選挙に向け弾みをつけた。政府の財政緊縮策に対し国民の不満が噴き出した。ただ、長引く不況で失職した若年層を中心に、二大政党への批判も急速に高まっている。  AFP通信によると、全国の8千超の市議選の結果を集計した得票率は、国民党が約37%で社会労働党の約27%を引き離した。国民党は大票田のマドリードで圧勝した一方、南部アンダルシア州のセビリアをはじめ、社会労働党が伝統的に強い選挙区でも勝利した。  サパテロ氏は22日の記者会見で「多くの国民が経済危機で苦しんでいることを理解する」と敗北と認めたが、「改革を続ける」として総選挙の前倒しはしない考えを示した。

  • 印パ関係:世界一危険な国境  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年5月21日号) テロの脅威を減らすためには、西側諸国が印パ間の緊張緩和を手助けをする必要がある。 オバマ政権下でアフガニスタン・パキスタン特使を務めた故リチャード・ホルブルック氏は、外交官として優れた資質を多く持ち合わせていたが、気遣いには欠けていた。 ホルブルック氏は自分が担当する作戦区域を 「AfPak(アフパク)」と呼び、パキスタン人を激怒させた。パキスタン人は自国を、反目し合う部族からなる隣国の接尾語としてではなく、洗練された力強い1つの同盟国としてアメリカに認知して欲しかったのだ。 しかし、この造語に配慮が欠けていた理由はそれだけではない。アフパクとつなげて言うことで、パキスタンを、その北西側の紛争絡みで見がちな米国の傾向に拍車を掛けることになったからだ。 米国のそのような傾向は、ソ連のアフガニスタン侵攻やタリバンとの戦い、そして最近ではウサマ・ビン

  • 英国を苦しめるインフレの悪夢  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年5月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)が業績賞与を受け取るのであれば、委員たちは何ももらう資格がないだろう。英国のインフレの結果は長期にわたって目標からかけ離れている。 では、MPCは今、過去の失敗を埋め合わせるために金利を引き上げるべきなのか? 答えはノーだ。だが、MPCの立場は非常に厄介なものになっている。 イングランド銀行の悲惨な成績 4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.5%上昇したというニュースは、MPCの失敗を浮き彫りにした。過去2年間の年間平均インフレ率は4.1%、過去6年間は同3%となっている。特に景気後退の厳しさを考えると、これは悲惨な成績だ。 だが、これまでの成績は絶望的なほどひどいわけではない。2000年代初め以降のインフレ率は2.3%にとどまっている。 最近の成績がどれだけ嘆かわしくても、極めて危

  • ギリシャ危機で露呈したECBと政治家の対立  JBpress(日本ビジネスプレス)

    欧州中央銀行(ECB)のジャン・クロード・トリシェ総裁は、そのフランス的な魅力にもかかわらず、最近は欧州の公式夕会で厄介な客になっている。 今月初めの金曜日の夜遅く、ユーロ圏主要国の財務相がギリシャ危機について話し合うためにルクセンブルクで会合を開いた時(極秘の会談だったはずが、その存在はすぐに漏れた)、トリシェ総裁は長居しなかった。 ギリシャの債務再編に関する政治家たちの議論に腹を立て、席を立ったのである。 ギリシャの債務再編を巡って激論 ギリシャの債務の返済繰り延べに対するECBの激しい反発は先日、表立った大論争に発展した。 ルクセンブルク首相でユーロ圏財務相会合の議長を務めるジャン・クロード・ユンカー氏はドイツ政府にけしかけられ、ギリシャの債務償還期限の自主的な延長を含む可能性のある、「ソフトな」再編という考え方を提案した。 これに対してECBの政策立案者たちは、「意味のない言葉を